子供の才能の開発:早教育の根拠


 ちょっと難しい話になります。早教育や初期教育の理論的根拠は何かというと、それは近年の発達心理学の数々の研究成果であるといえます。

● 乳児でさえ、教育効果が認められる

 例えば、乳児に知的な教育をしたところで、効果が上がるなどとはとても考えられませんでした。ところが、近年の研究によると、新生児でさえ、ただ栄養をとって、老廃物を排泄するだけの生き物ではないことが分かってきました。

 生後10日目くらいでも、刺激を与えると、かなりはっきりと注目するようになります。それが2~3ヶ月目になると、人間の顔を描いた図形と、ただ白黒に塗り分けただけの図形とを見せた場合、人間の顔の図形を好むようになります。

 これは、人間が発達のごく初期から、周囲の刺激を受けると、それに反応する能力のあることを証明しています。

● 刺激しないと発達が遅れる

 逆に、刺激の少ない環境に置かれた場合、乳幼児の発達は円満にいかないことが予測されます。

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 例えば、乳児園のような施設に育ち、人との触れ合いの乏しい子は、人間の顔を描いた図形に注目するのは、普通の家庭で育った子より、4~6週間も遅れると言われています。

 このような遅れが積み重なれば、心の発達が妨げられる事になるでしょう。

● 乳幼児の遅れは後で取り返しにくい

 施設で育った子供の発達の遅れは「ホスピタリズム」─施設病─と呼ばれ、ひどい場合は、実際の年齢水準の半分くらいしか発達をとげることが出来ません。しかも、この遅れは後になってからの教育や訓練では、取り返しが難しいと言われます。

● 物心つく前の環境が大切

 このように、従来の意識とは反対に、物心がついてからよりも、つく以前の環境条件が、いかに後々の精神発達にとって決定的な影響力を持っているか、早教育はこの考え方に基づいているともいえます。

● 何が早教育に適しているか

 こう考えてくると、そうとう広範囲のものが早教育の対象として取り上げられそうですが、実は今のところ、何が早教育に適し、何が適していないかを系統立てて説明できるまでには、まだ至っていないのです。

 ただ経験的に、早教育が効果的であると考えられているものがいくつかあります。

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