子供の才能の開発:才能を伸ばす方法


● 興味の型を知り、自然の成長を助ける

 子供の日常生活、親に対する質問の内容などを通して、現在子供がどんなことに興味を持っているかを知ることができます。

 たとえば、人に対して興味を持つ子、物の仕掛けや仕組みに対して興味を持つ子、お話に興味を持つ子、音楽に興味を持つ子など様々です。どうしてこのような型が出てくるのかはっきりしていません。

 たぶんその子がもっと幼かった頃、音楽なりお話なりを受け入れやすいような心の状態のとき、音楽やお話などの刺激を体験したからでしょう。

 子供が今どんなことに興味を持っているかが分かったら、そのことを子供に分かるようにもっと説明してあげるとか、その興味の範囲を広げてあげることが必要です。

 ただ子供の興味は決して固定したものではなく、いろいろと流動していきます。この子の才能は何型であると判断してはならないことはここでも言えることです。

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 子供の目覚めかけた興味に刺激を与え、子供自身が自発的に面白がって探求するように配慮することが大切です。

● 失敗をとがめない

 子供は何といっても経験不足ですから、実際にやってみると失敗する事がたくさんあります。

 ある子供がカメラに興味を持つので、親が子供用の簡単な構造のカメラを与えたところ、下半身だけの写真やまっ黒な写真ばかりができました。

 そんなとき、子供の失敗を強く非難したり、あざけったり、笑ったりすると、子供は自分の能力を使い、興味を伸ばしていくことに消極的になってしまいます。

 失敗しても、そのことで子供が委縮しないようにそれとなく助けてやったり、効果的なヒントを与え、失敗したことよりも、失敗しないで出来た事のほうを褒めてやって、励ますようにすることが必要です。

● 知る事や見い出す事の喜びを体得させる

 子供は自分でなにかが出来たとき、新しいことを知ったときに強い喜びを覚えるものです。そして一つのことを知ったり、出来たりすると、もう一つ上の段階に達しようと努力するものです。

 世の中にはこんなに未知のことがあって、これを知ることがどんなに楽しいことか、出来なかったことが出来るようになることが、こんなに面白いことかということが分かれば、才能を自ら伸ばしていく強い原動力が得られることになります。

 自分の力で新しい進歩をとげたり、理解したり、発見したりする機会を持つようにし、それに伴う満足感が子供に体得されれば、子供には他人の評価や励ましがなくても、進歩すること自体を楽しむという態度が作られていきます。

● 基本的な技能を正しく訓練する

 才能は、学習することによって積み重ねられていく部分が大きいので、土台になる基本的な技能をしっかりと身につけさせるようにしていかなくてはなりません。

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 この場合、子供の興味の状態や発達のレベルを超えた難しいことを教えようとするのは、かえって子供の意欲を失わせることになるので、細かな注意が必要です。

 子供に分かりやすく、しかも基本的なことを根気よく教えて行くようにしなくてはなりません。技能的なことについても運動的なことについてもこのことは言えます。

● 自分の子を期待を持って見守る態度が必要

 もう一つ大切なことは、自分の子供を肯定的に見るという親の態度です。隣近所の子供と比べて、しようのない子だとか、ダメな子だとか思わず、また、そのことを口に出したりしないで、やがてこの子は立派に成長するのだという明るい期待を持つことです。

 親がこのような期待を持っていると、それは自然に子供に伝わって、しだいにその期待を実現するようになっていくものです。

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