子供の才能の開発:個性を育てる


 <個性の働き>

● 個性はその人の行動を統合する“かなめ”になる

 個性は、才能や性格の特徴と考えられがちですが、そうではありません。そういった特徴を積極的に発揮し、しかも、その自分の行動を、筋の通った、まとまりのあるものにまとめ上げていくのが“個性”なのです。

 本来、「社交性」とか「内向性」とかいう「性」の字には“心の働き”という使い方と、”そのもの固有のあり方”という使い方とがあります。

 「創造性」という場合は、“価値ある新しい物を作り出す心の働き”の意味であり、「個性」という場合は、“独自の固有のあり方”の意味になります。

 さて、人には弁舌さわやかというような「才能」、明朗というような「性格」、落ち着きというような「態度」、下品なものは我慢がならないというような「価値観─物の考え方」など、さまざまな因子があります。

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 個性はそれらの一つ一つでない事はもちろんですが、それらのただの寄せ集めでもありません。それらの特徴が一つの独自のまとまりを作り上げていなければ「個性」とはいえません。

 扇に、いく本かの骨をまとめる”かなめ”があってこそ扇になるように、その人の行動をいかにも“その人らしい行動”にまとめるかなめが個性なのです。

● 個性のある人、個性のない人

 個性が行動を統合するかなめであるからには、個性のある人は、自分の行動をいつでも一貫性のあるものにすることができます。

 個性のない人や弱い人は、時と場合で行動がばらばらになりがちで、他人から頼りなく思われます。そういうふうになっては、社会の中で自分を生かしきっていくどころではありません。

 また、人間は生きている限り、努力する限り、いろいろと迷いが生じます。しかし、個性の強い人は、一貫した態度で自分の迷いに対処できます。これに反して、個性のない人は、自分の迷いによって混乱してしまいます。

 混乱や動揺が少なければ、才能や能力を有効に発揮できるのは当然です。ですから、人の注目を集めるような業績─学問や芸術や事業はつねに個性的なのです。

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● 個性は育てるもの

 しかし、個性は初めからはっきりした形であらわれるものではなく、また、一定不変のものでもありません。経験が重なるにつれて形を変え、学習によって育てられるものなのです。

● 家庭は個性発揮の土壌になる

 個性が比較的はっきりした形になるのは、ふつう青年期に入ってからです。それ以前の時期、とくに幼児期は、個性形成の準備段階という意味を持っています。このころ、個性の素地となるような傾向性や個性の芽生えが認められます。

 幼児は、両親の影響を全面的に受けながら、生活のほとんど全部を家庭内で過ごすのですから、家庭は、子供の個性発達のために必要な土壌の役割を持っているのです。

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