新生児の育て方-2

● 新生児には初乳を与える
 分娩してから約1週間くらいは母乳は粘り気があり、黄みを帯びている。この母乳は初乳とよばれ、タンパク質や免疫体を多く含んでいる。新生児の発育には大切な栄養なのでぜひ与えたい。

● 母乳をあきらめないこと
① 母乳は最初からよく出るとは限らない。このことを知らないで、早くからあきらめて、たし乳(混合栄養)をすると、母乳の出は、ますます悪くなる。

② 母乳が少々でなくても、新生児のころは、湯ざましを与えて水分の補給に注意すれば、母乳不足を補うことができる。簡単にあきらめず、努力してみることが大切である。

③ 母乳の出をよくするもっともよい方法は、乳房にたまる乳を完全に空にすることである。このため、飲み残した母乳は、そのつど絞り出しておくようにする。

④ 母乳の出をよくするためには、母親の睡眠と休養も必要である。余計な心配事や取り越し苦労はやめる。

⑤ 母親は、好きなものは何を食べてもよい。ただし、肉、魚、野菜、果物などを、かたよらないようにとる工夫がほしい。

スポンサードリンク

● 平らな乳首は赤ちゃんの苦手
① 平らな乳首や陥没した乳首は、赤ちゃんは苦手である。石けんで手をよく洗ったあと、アルコールで指先を消毒して、1日数回、乳首を引っ張りだすように試みる。

② 試みたあとは、煮沸消毒済みの湯で乳房を清潔に拭きとっておく。

③ 母乳を与えるときは、手で乳房を持ち上げ、乳輪の部分をじゅうぶんに含ませてから吸わせるように。

● この時期の授乳は不規則でもよい
① 赤ちゃんが欲しがって泣いたら、そのつど与える。与えることによって、母乳の出はいっそうよくなる。

② 赤ちゃんが泣くときは、夜間に授乳してもよい。新生児期には、母乳の規則授乳はしないほうがよい。

● 1回の授乳時間は15分くらい
① はじめのうちは、毎回両方の乳房をあてがうのがよい。右左、左右と交互に与えて、片乳にならないようにする。

② 乳首を離そうとするとき、吸いついてくるようなら、母乳不足が考えられる。生後2週を過ぎても、このようなことが続くときは、たし乳を考える。量は母乳のあと、ほしがるだけ。

③ 母親がかぜのときは、一時、授乳はやめる。医師の診断によって授乳を中断したら、そのあいだも母乳を乳房にためないようにしぼり続ける。母乳の出は減るが、授乳再開と同時にまた出はじめる。

スポンサードリンク

● 調乳には手を抜かないこと
① 指示されたことは、必ず守る。

② 粉乳、牛乳、できあがった調乳の保存については慎重に扱う。調乳、牛乳は10度以下の冷蔵庫に保存する。

③ 授乳間隔は、母乳の場合と違って規則的に。昼は3時間おき、夜は4時間おきで、1日7回が標準。

④ 調乳は正確にする。さじはすりきりではかる。濃すぎる調乳は水分不足を起こすことがあるから危険。