赤ちゃんは4頭身

● 赤ちゃんは4頭身
① この時期の赤ちゃんのからだの特徴の一つは、胸囲よりも頭囲のほうが大きいことである。出生時の男児平均の胸囲は32.8㌢だが、頭囲は34.0㌢、女児の平均の胸囲32.5㌢に対し、頭囲は33.6㌢ある。

② 頭頂部からあごの下までの高さをはかると、全体の身長の約4分の1もあり、からだに比べて頭が大きい。頭の大きさに比べると、顔は小さい。

③ 頭が大きいのは生理的なものであるが、特別に大きい場合は、水頭症という異常が考えられる。頭が極端に小さい異常は小頭症とよばれる。この種の異常はまれにしかないもので、実際には心配することはない。

④ 未熟児は特別の異常がなくても4頭身よりもさらに大きな頭をしている。

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● 頭のゆがみは間もなくなおる
① 赤ちゃんの頭の骨は、母親の産道をとおりやすいように、やわらかく融通のきくようになっている。

② 人間の頭蓋は、1枚の骨からできているように見えるが、じつは5枚の骨からできている。この5枚の骨が新生児の場合はお互いにばらばらで、まだじゅうぶんにくっついていない。骨と骨が重なりあっていたり、骨と骨とのあいだに溝ができていたりすることもある。

③ このため、せまい産道をとおってきた赤ちゃんの頭は、形が細長くなったり凸凹ができたりする。頭のゆがみは自然になおる。

● 大泉門は開いたまま
① 頭の骨と骨とのつなぎ目を縫合という。縫合が交差するところはくぼみになっている。前方のくぼみを大泉門とよび、大泉門のまっすぐ後方にあるくぼみを小泉門とよぶ。大泉門は俗に「おどりこ」といわれる。
 
② 小泉門は生まれたときすでに閉じているか、出生直後に閉じる。大泉門は生後10か月~1年6か月で閉じる。
 
③ 大泉門がときどき脈うって見えることがあるが、これは異常ではない。

④ 下痢などで、からだの水分が急激に失われた場合には、大泉門がへこむことがある。心配なときは、小児科医の診察を受けたほうがよい。

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● お産でできる頭のこぶ
① 産瘤
 生まれるとき、頭の中でいちばん先に出てくるところにできるこぶ。後頭部にできやすく帝王切開のときには見られない。

② 頭血腫
 産瘤と区別しにくいが、3日たっても消えないようなら、頭血腫である。こぶの境い目がはっきりしているのが特徴。日がたつにつれて、うすい骨の膜ができ、さわるとべこべこした感触がある。

③ 産瘤は新生児の90%くらいにみられるが、生後1~2日であとかたもなく消えるから心配はない。

④ 頭血腫は1か月くらいすると、こぶ全体が骨のようにかたくなってくる。かたい骨の出っ張りのようになるが心配ない。数か月で、出っ張りは消えるから、放っておいてもよい。