生後4ヶ月~生後7ヶ月の生理現象と病気

 
① 満3カ月を過ぎると、赤ちゃんの汗腺が活動を開始する。真夏はもちろん冬でも温めすぎると、汗でびっしょりになる。

② あせもは、汗が刺激になってできた一種の湿疹である。汗は、ごみをからだの表面に吸いつける。化膿菌も吸いつけるので夏はおできができやすい。

 よだれ
① 満4か月ころから、よだれがさかんに出はじめる。唾液の分泌がさかんになるのに、口もとがしっかりしまらないことが、その原因である。

② よだれの多少とからだの強弱は関係がない。人工栄養児は母乳栄養児に比べて、よだれが少ない傾向がある。

③ ふだん、よだれの多い赤ちゃんが、急によだれを出さなくなったときは水分不足が考えられる。湯ざましを試みること。

④ よだれが急に増えたり、臭いよだれがとめどなく出ることがある。口の中をみると、歯肉が真赤になっていたり、舌やほおの粘膜に白い斑点が出ていることが多い。この場合は口内炎であるから、医師の診断を受ける。

⑤ よだれは、乾いたガーゼで何度も拭きとってやる。手当てが悪いと湿疹になることもある。

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 夏季熱(かきねつ)
① 精密検査をしても、特別の原因が見つからない赤ちゃんの夏の発熱をいう。涼しくなると、自然に消えるのが特徴。夜間、または明け方に出る型のものが多い。
 
② 原因は分からないが、体質が関係するともいわれるし、水分が不足し、汗の出方が減ることが原因する場合もある。

③ 本当に夏季熱かどうかは医師の診断によらねばならない。夏季熱とわかった場合は心配はない。部屋を涼しくして、水分をじゅうぶんに与えると、自然になおる。

④ 調乳が濃すぎはしないか、さじ加減が多くなっていないか、注意する。調乳が濃すぎる場合も、熱が出ることがある。

 知恵熱(ちえねつ)
① 満6か月ころの赤ちゃんが急に熱を出し、1日内外で下がったとき、俗に知恵熱とか歯の生える熱とかいわれる。

② 原因は、かるい風邪であることが多い。出生時に母親から受け継いだ免疫体がこのころなくなり、ビールス性のかぜにかかりやすくなるからである。

 股関節脱臼(こかんせつだっきゅう)
① 生まれつき股の関節が外れているもので、放っておくと、歩き方が異常になる。この時期に発見すれば治療法が容易で、しかも完全になおすことができる。

② 股の開き具合を調べること、両足の長さを調べること、レントゲン写真をとることなどによって、この異常は発見される。

③ 赤ちゃんをあおむけに寝かせ、左右の太ももを腹に押し付けるようにして股を開いてみる。

④ 左右同じ程度に広がれば、股関節脱臼のないことの、一応の目安にはなる。心配があれば、医師による精密検査を受ける必要がある。育児相談のたびに、医師は吟味していてくれるはずである。

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① 月齢から6を引くと、ほぼ標準の歯の数が出てくる。

② 健康であっても歯の生え方には、かなりの早い遅いの違いがある。遅くても心配することはない。

③ 歯の生える順序は、だいたい決まっている。赤ちゃんにより、多少違っても、気にする必要はない。

④ 歯が初めて生えるころ、赤ちゃんはしきりにぶうぶうとつばを吐くそぶりをしめす。

⑤ 最初に生えるのは下のは前歯で、2本並んで、同時に生えてくることが多い。生後6~8か月ころまでにこの2本がそろう。

⑥ 10カ月前後には、上の前歯が2本そろう。つぎに上の外側の前歯、それから下の外側の前歯が出て、お誕生を過ぎるころには、上下8本の前歯が出そろうのがふつう。

⑦ 生え方の早い遅いよりも、どんな歯が生えたかということのほうが大切である。離乳遅れ、甘いお菓子、母乳をいつまでも与えることなどが、歯の質を悪くする。

⑧ 歯が生えるのが遅くても離乳食を進めるのに支障はない。