離乳食開始の時期


 <離乳をはじめる目安>

 離乳食をいつからはじめるかについては、赤ちゃんそれぞれの個人差もあり、その時期の健康状態にもよりますから、生後何か月とか何日目といった決め方はできません。

 多くは信頼している小児科医、保健婦、育児の先輩などと相談するのが過ちのないことですが、こうした指導者の意見にも、多少の相違はあることでしょう。

 一般には、都会地では5か月ごろから、地方では6カ月になってから離乳をはじめている家庭が多いようです。いずれにしても、あまり遅れることはよくありません。

 しかし、離乳は、早ければ早いほど良いというものではありません。長い目で観察すると、早すぎる離乳はかえって子どもにフラストレーション(欲求不満)を起こしやすく、子供の心によい影響を与えないとさえいわれています。

スポンサードリンク

● 押し出し反射も一つの目安
 家庭で大人たちが食事をしているときに、赤ちゃんがウンウンと関心をしめすような声を出したり、足を踏ん張り、手を伸ばして母親の食べているものをせがむような状態がみられるころになったら、これを離乳食にたいする要求と見て与え始めるのも自然な方法です。

 赤ちゃんは好みに合わないものを舌で出してしまいます。この押し出し反射が離乳開始時期の一つの目安となります。与えても押し出し反射があるときには、無理強いをせず、1週間ほどたってから、また与えてみるというようにすれば、しだいに慣れて受け入れるようになるものです。

● 体重を目安にする方法
 赤ちゃんが月齢5ヵ月ぐらいになり、体重が7㌔を超えたら、離乳を開始すのが良いという説は、一般にもっとも信じられている目安のとり方です。 しかし、赤ちゃんの個人差ということを抜きにして体重が7㌔になったら、なにがなんでも離乳を始めるのはあたらないことで、この体重からの“読み”も、参考程度と考えておいてください。

● 梅雨どきの離乳
 以前には梅雨期から夏にかけては、食べ物が腐りやすいので、この時期に離乳を始めるのは避けた方がよい、秋まで延ばすのが安全だ、と言われたものです。しかし、こんなことを心配して、赤ちゃんの大切な離乳期を、ときには3~4か月も遅らせることのほうが障害は大きいのです。

 現在では梅雨期だから、夏だからといって離乳を控えたり、延ばしたりする必要なないとされています。これは梅雨期がこわくないのではなく、衛生思想が普及して、離乳食の調理に欠かせない消毒、滅菌などがよく行なわれるようになったためです。

 当然のことながら食品の選び方・保存管理・食器などの衛生にじゅうぶん心がけ、特に調理をする人、与える人の手をよく洗うようにして、赤ちゃんの様子もよく注意しながら進めていけば、別に問題はありません。

スポンサードリンク