離乳食後期(生後10~12か月)


● 食品の種類と作り方
 生後10~12カ月のころを迎えれば、食事は質・量ともに幼児食にかなり近いものとなります。知恵づきとともに遊びのほうが面白くなり、気を散らしたり、わがままも出てくる頃ですから、食べさせる側でもよく注意して、なるべく食事に集中させるように。

 しかし、叱りつけながら食べさせるといったやり方はさけ、いつも食事を楽しむように工夫をします。

 主食
 やわらかい米飯、煮うどん、スパゲッティのバター炒め、耳を落としてさっと焼いたトーストにバター付きなど。

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 魚肉
 煮つけばかりでなく、焼き魚をほぐして与える。刺し身の生ものや、タコ、イカ、貝類はまだ無理。

 
 ひき肉、ソーセージ、レバーなどを、加熱調理する。大人の副食から取りのける場合は、こしょうを加えずに。

 野菜
 煮つぶしでなく、こまかく切る程度で与える。青野菜のおひたしにチーズ、しらす干し、花かつおなどをそえた物などは、毎日与えてよい。

 くだもの
 柿、ミカン、スイカなどの不消化なもの以外はふつうに食べさせてよい。甘味で煮たものばかり与えるよりは、季節のものを生食するのがよい。

 菓子
 午前と午後の食間におやつを決めて与え始める。あんを主体としたもの、油を使った濃厚なもの、固い物のほかは広く与えてよいが、飴やチョコレートなどを、時間かまわず与える習慣はさける。とくに食欲のあまり進まない子には注意すること。

● ミルクについての注意
 離乳食がこのあたりまで進んだら食後の授乳はやめて、おやつの時間に牛乳をコップで飲ませるようにする。牛乳はポタージュ、ミルク煮、ホットケーキなどにも取り入れて、1日360ccは与えるのがよい。ただし食前にたくさん飲ませると、食事が進まなくなるので控える。

 <離乳完了>

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 1日3回の食事に慣れ、その後すぐに授乳しないで済むようになれば、夜の就寝時にお乳をほしがることがあっても、「離乳完了」という。赤ちゃんにとっての大きな一区切りを卒業したとみてよいでしょう。

 ふつうはこの離乳完了の目標を満1年目に置くとしていますが、赤ちゃんにも個人差があるので、離乳食の進め方にも多少の差はやむをえません。

 11か月ごろまでにお乳を離す(断乳)順調型もあれば、10か月ころまでうまく進んでいたのが、逆戻りをしてしまう場合もあります。

 また7か月ごろから離乳開始に取り掛かるような場合は、あわてずに断乳の目標を1年~1年2カ月目ころに置いて、離乳完了までの歩みを着実にしましょう。それにしても10か月ころからは母乳はやめて、ミルクをコップで飲ませるようにします。

 赤ちゃんが大きくなればそれだけ母乳(というよりは抱かれて、乳房をしゃぶる甘え癖)への愛着を断つのに骨が折れることになります。

 離乳を完了させ、生まれた直後から与え続けてきたお乳から離れさせることは、母親にとって必ずしも容易なことではありません。しかし、赤ちゃんの健全な成長のためという決意をもって、努力完成して下さい。