離乳食中期(生後8~9か月)


● 食品の種類と作り方
 離乳初期のものよりしだいにかたくし、練習食事から本格的食事へと進めます。それには、栄養上バランスのとれた食事内容となるように、初期のような単一な食品の選び方とは変えるようにしなければなりません。

 
 初期には黄身だけでしたが、白身も加えた全卵にします。茶碗蒸し、ふわふわオムレツ、プディングなどのように、汁けを加えて蒸す、泡立てて半熟状にバターで焼く、ミルク、砂糖でといて蒸すなどの調理方法で、卵があまり固まりすぎないよく工夫する。また、消化不良にならないように、青野菜などと混ぜる工夫もする。

 魚肉
 はじめは脂肪の少ない白身のカレイ、ヒラメ、タイ、キスなどをうす味の煮つけとし、細かくむしって与える。また上質のはんぺんを使ってもよく、新鮮なしらす干しを熱湯にくぐらせ、細かくきざんで、お粥に混ぜるのもよい。かまぼこやちくわ、なるとなどは中期以後からでないと消化が難しい。

 チーズ
 チーズの中でも癖が少なくやわらかいプロセスなら、早くから食べさせられる。量は少しずつから、また粉チーズを煮うどんやつぶし野菜にかけてもよい。

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 レバー
 栄養価が高いので、なるべく早くから食べ慣らしたい食品。少量なので缶詰が便利、大人用の香辛料入りのレバーペーストや焼いたものは不向き。離乳用缶詰のレバーはうす味のペースト状なので、お粥に混ぜても、つぶしイモや、裏ごし野菜とあえてもよく、いろいろに形を変えてたびたび与えるのがよい。

 バター
 フレッシュバター少量をうどん、おかゆ、パンがゆ、野菜、卵などに添えて与える。

 
 はじめは脂肪の少ないささみを細かくたたいてバターでいためたり、野菜などと煮て与える。慣れてきたら豚のひき肉もよく、炒めてからオムレツに混ぜるのもよい。

 納豆
 動物性タンパク質ばかりを選びがちになるので、すぐれた植物性たんぱくの納豆、湯葉、豆腐なども取り入れる。納豆は小さく切ってさじでつぶし、うす醤油を混ぜ、おかゆか野菜に混ぜる。

 くだもの
 バナナは小さく切り、ミカンは袋から出してそのまま食べる。酸味の強いリンゴ、イチゴ、夏ミカン、ブドウなどは、砂糖か蜂蜜を加えて、煮つぶし、また汁をしぼって与える。種のあるものは取り除く。

 スイカは汁だけ飲ませても便に赤みがつき、血液かと驚くことがある。

 野菜
 やわらかく煮てつぶし、うす味で与える。ゴボウ、タケノコ、ウド、ミツバなど線維の多いもの、香りの高いものはさける。ニンジンはおろして生のまま食べる習慣をつけておくと嫌う癖がつかない。

 西洋ではニンジンの切ったものをそのまま赤ちゃんに持たせ、食べさせる家庭がある。レバーとニンジンは、幼児になってからでは好きになれない場合が多いので、離乳期に食べ慣らしておくのがよい。

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 お菓子
 プディング、カステラ、クラッカーなど。できれば家庭であまり甘くないプディングやホットケーキなどをつくって、与えればよい。

● 分量と進め方
 1回の食事量はお粥などの主食が小茶碗に8分目、これに副食2種くらいをくわえますが、離乳食のあとでミルクをほしがるようなら与えてもいいでしょう。

 ただし、ミルクの好きな赤ちゃんは、離乳食を食べ終わるまでミルクのビンを目の届かないところに置くことです。ミルクのほうばかり気にしたり、ほしがって食事がはかばかしく食べれないことが多いものです。