離乳の準備

 離乳と離乳の完了

① 乳だけから栄養をとっていた赤ちゃんに、いろいろな半固形食を与え、そのかたさ、量、種類を増しながら、しだいに幼児食に持っていくことを離乳という。

② 離乳の完了とは、1日の食事が、牛乳2本以外すべて半固形食、固形食になったときをいう。

● 生後5か月ではじめる
① 生後5カ月、体重7㌔㌘くらいのころはじめるのが、赤ちゃんの成長のためにいちばんよい。

② 発育がよければ、4か月ではじめることもできる。

③ 生後3カ月以前、8~9カ月以後のはじめるのは、赤ちゃんの心理的抵抗をまねきやすいので、離乳の進行がうまくいかないことが多い。

④ 梅雨どきや真夏は、赤ちゃんの消化力が落ちるので、離乳を始めるのをためらう人もいるが、秋まで延ばさず始めたほうがよい。

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● はじめる前にしておくこと
① 乳以外の味にならしておく
 1~2か月ころから果汁、3か月ころから野菜スープを与える。

② スプーンにならす
 果汁や野菜スープなどをスプーンで与える。

③ 母乳栄養児は乳首にもならす
 ほ乳びんで、果汁やさ湯を与え、乳首の感触を嫌がらないようにする。

④ 授乳時間を規則的にする
 離乳食は、赤ちゃんが空腹のとき、毎日決まった時間に与えるので、4か月ころまでに1日の授乳時間を規則正しくしておく。

● 離乳の目標を立てる
① 離乳は長期にわたるので、こまかい目標を立ててそれにこだわり過ぎるのはよくないが、1~2か月単位の進め方の目標を立てておくこと。
 
② 初期
 4~6カ月。1日1回食。食べることになれる時期。

③ 中期
 6~8カ月。1日2回食。いろいろな食品になれる時期。

④ 後期
 8~11か月。1日3回食。量と種類を増やし、献立を豊富に。

⑤ 離乳の完了
 1年。1日4回食。離乳食から幼児食へうつる。

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● 離乳を上手に進めるためには
① 健康なときにはじめる
 はじめるころになっても、健康状態に心配があったら、医師と相談する。

② あせらずゆったりした気持ちで
 離乳の完了まで6~7か月もかかる。母親が神経質だったり、育児に真剣すぎて、赤ちゃんの食欲をなくす例が多い。

③ 赤ちゃんの個人差を考えて
 赤ちゃんの食べ具合、健康状態にあわせ医師や保健婦と相談しながら進める。

④ 便に注意しながら
 便がやわらかくても、離乳食をやめなくてもよいときもある。下痢に憶病になり過ぎると、進行をさまたげてしまう。

⑤ 清潔で衛生的な調理を
 食器、調理器具は熱湯消毒か煮沸消毒をする。材料となる食品、調理する人、調理する場所の清潔にも気をつける。

⑥ 離乳メモをつける
 量や、新しく与えた食品をメモしておく。健康状態に変化があるとき、量や食品の種類を増やすとき、参考にする。