母乳と赤ちゃん

 母乳にまさる栄養なし

● 母乳は赤ちゃんにいちばんよい栄養
① 母乳は赤ちゃんを育てるもっとも自然な栄養で、牛乳や粉乳に比べて消化されやすく、赤ちゃんの腎臓や肝臓に負担をかけない。

② 初乳には病気に対する免疫体をふくんでいる。

③ 母乳を飲ませることは、親子の愛情の交流に役立つ。

④ 母親の子宮の回復を早める。

⑤ 人工栄養のような手間がかからず、清潔で、経済的である。

● 母乳を大切に
 人工栄養が改善されたとは言ってもいろいろな点で、母乳はすぐれているので、赤ちゃんはできるだけ母乳で育てたい。そのためには、母親は母乳で育てようとする決心と努力がいる。生後、少なくても4~6週間は、母乳を飲ませたい。

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● 母乳栄養で気をつけること
① 安易にながれて、授乳時間がでたらめになりやすい。

② ほ乳量がはっきりしないので、母乳不足を見逃しやすくなる。

③ 母親が器具の消毒や調乳の手間に慣れていないため、離乳がどうしても遅れがちになる。

④ 赤ちゃんのほうでも、乳房の感触に慣れて離乳がすすまない。

⑤ 栄養に心配がなくても、月1回は健康診断を受けるようにする。

 人工栄養と赤ちゃん

● 人工栄養は増えている
① 人工栄養児のうち、特殊調製粉乳で育つ赤ちゃんが大部分で、牛乳、エバミルクなどの使用は少ない。

② 手軽に調乳できる粉乳の進歩が、人工栄養を増やしたといえる。

③ 人工栄養が安全になった半面、最近では安易にはじめられることも多いがよいことではない。

④ はじめるときは、自分勝手の判断や周囲のすすめだけではじめず、かならず小児科医や保健婦に相談する。

● 粉乳と母乳では発育に違いがない
① 体重の増加、骨格や筋肉の発育では母乳と粉乳のあいだに違いはない。

② 知能の発達の面でも差はない。

③ 人工栄養の赤ちゃんが、母乳栄養より発育がよいように見えるのは、カロリーが多いために、太り過ぎになる場合が多いからである。

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 混合栄養と赤ちゃん

● 混合栄養児は発育がよい
① 母乳の出方が少ないとき、母親に勤めがあるときなどは、母乳の不足分を粉乳、牛乳などでおぎなって赤ちゃんを育てる。

② 混合栄養を上手に進めると、母乳よのよい面と人工栄養の利点が重なって、赤ちゃんの発育がよくなることも多い。

● 混合栄養はこんな場合に
① 母乳がじゅうぶん出ていても、母親の外出、病気の時を考えて、生後2~3か月から、1日1回くらい粉乳や牛乳に慣れさせておくとよい。

② 母乳が不足がちになる3~4か月から、離乳の準備として粉乳や牛乳、ほ乳ビンに慣れさせておくと、離乳が進めやすくなる。

③ 母乳の飲みっぷりはよいのに、太らない赤ちゃんは、1日1回くらいカロリーの多い粉乳にすると発育のよい場合がある。