病気と離乳食

 病気と離乳食のすすめ方

● 下痢のおもな原因
① あたえ過ぎ
 初めての食品をたくさん与えたり、月齢に比べて早すぎる食物をあたえたとき。

② 衛生的でないとき
 調理器具、食器などが清潔でないとき。

③ 不適当な調理
 調理後、時間がたちすぎたもの。切り方、煮かたなどが乳児向きでないとき。

④ かぜをひいているとき
 赤ちゃんでは下痢の下人としていちばん多い。

● 心配のない下痢は量をひかえて
① 赤ちゃんが元気で機嫌がよく、熱も出ない場合は、2~3日離乳食の量を控えめにして便のようすをみながら、離乳をゆっくり進める。
 
② 下痢をしたからといって、すぐ離乳食を中止すると、離乳の進行が遅れ赤ちゃんの栄養に響くこともある。

③ 下痢の場合は、水分をじゅうぶん補給することも忘れずに。

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● 心配な下痢は中止してすぐ医師へ
① 元気がなく、いつもよりむずかったり、熱が出たとき。

② 食欲がなく水分もほしがらないとき。

③ 激しく吐き、とくに黒褐色の吐物をともなうとき。

④ 便がおしめに染み込んだり、へばりついて洗っても落ちにくいとき。
 
⑤ 以上の場合は離乳食を中止して、かならず医師の診察を受ける。

⑥ 病気が治って、ふたたび離乳食を始めるときは、医師の指示に従って、徐々に増やす。

● かぜのときのすすめ方
① 離乳食は進行をやめて控えめに。

② 熱があるときは、一時離乳をやめて様子をみる。

③ 母乳は飲めるだけ、調乳はややうすめにして飲める量だけ飲ませてよい。

● 便秘の時のすすめ方
① むずかったり、吐いたりしない便秘は、心配せずに進めてよい。

② 便秘しやすい赤ちゃんには、線維の多い野菜類やサツマイモなどをなるべく与える。

③ 果汁や砂糖湯などもよい。

④ 離乳期にはじめておこった便秘は、栄養不足の場合もあるので注意。動物性タンパク質をじゅうぶんおぎなう。

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● 離乳にもとづく病気
① 消化不良症
 消化不良のすすんだ状態で、下痢と吐き気をともなう。危険な病気なので注意する。

② 栄養不足
 離乳食のとり方が少ないと、発育がさまたげられる。抵抗力がなくなり、病気にかかりやすい。

③ ビタミン欠乏症
 離乳食の質が悪いとき起こる。離乳期には、ビタミン剤を与えることもよい。

④ 貧血
 鉄分の少ない食事を続けているとおこる。顔色が青ざめて、元気がなくなる。ふだんから鉄分の多いほうれん草、卵黄、レバーを与える。

⑤ アレルギー
 体質によって、卵、魚などを与えるとアレルギー症を起こす。食品はよく火をとおして与えること。

⑥ 以上のような病気の場合は、かならず医師の診察を受けて指示を待つ。