子供の家庭教育;安全教育の実際


● 乳幼児期の事故で不幸な結果を招く三大原因

 乳幼児期を通じて、事故で不幸な結果を招く三大原因といわれるものは、①溺死、②交通事故、③窒息です。しかし、このほかに、火傷や墜落事故がきわめて多いことも忘れてなりません。

● 1歳児は“危険な年齢”

 事故で不幸な結果を招く率の一番高いのは、1歳児です。これはまがりなりにも一人歩きを始めて行動半径が広がり、好奇心も爆発的に高まる反面、運動機能はまだまだ未熟であり、危険に対する感覚も発達していないころにあたるからです。

 火傷と安全教育

 火傷はゼロ歳~1歳代によくおこります。死亡に至らない、統計には表れない火傷はきわめて多いのです。

 台所、食卓、風呂場などで、食事の支度時に多く、ことに秋から冬にかけては、ストーブによる火傷が増えます。

 3~4歳になると、ライターのいたずら、花火、ロケット遊びなどによる火傷が目立ってきます。

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● 反射的な防衛反応を身につける

 危険を予測したり、意識したりする事のできないゼロ歳~1歳の子供に、効果的に安全能力をつけさせる方法の一つは、理屈抜きに、体で覚えこませる方法です。

 たとえば、やかん、アイロン、ストーブなどを、火傷をしない程度に、しかも、かなり熱くして、「あちっ」といいながらちょっと触れさせたり、熱いものに伸ばした手を、そのたびにピシャッとたたきます。

 これをこまめに繰り返して、危険な物に対する反射的な防衛反応を身につけさせてください。これは、扇風機に手を出したときにも応用できます。

● 親の心がけが安全教育に通じる

 みそ汁、スープ、コーヒーなどを食卓に置くときは、端に置かないようにします。ポットの置き場所にも心を配りましょう。

 部屋にストーブが置いてある季節には、たもとや裾の長い衣服、飾りの多い衣服は避けたいものです。ストーブやストーブの上のやかんにひっかけることも少なくありません。

 また、化繊の中には、きわめて火を引きやすい物もあるのです。このような目立たない親の心配りが、自然に子供の心に沁み込んで、安全の感覚の基礎をつくっていくのです。

 また、テーブルクロスが垂れ下がっていて、はいはいをしている赤ちゃんがそれを引っ張り、テーブルの上の熱いものを背中にかぶったという例もあります。

● 年長児には火器や器具の扱い方の指導も

 花火やロケットなど、火を用いる遊びをする時は、大人が側についてやり、火器の安全な扱い方を考えなければなりません。

 3歳過ぎたら、ストーブややかんの扱い方、ガスの栓の開閉、アイロンやトースターなど電気器具は、使用後は必ずプラグを抜いておくことなども教えておきたいものです。

 もちろん、これらは、幼児が一人で使ってはいけないことが前提ですが、このような指導が子供の身につけば、ときには親の不注意を子供が指摘してくれることさえあるのです。

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