子供の病気-赤ちゃんの高熱


 高い熱が出る

 発熱があれば、大部分は病気の症状と考えることができます。ふつう、子供の場合は、38度以上あれば発熱と考えてよいのですが、熱の高い低いと同時に、熱の出かたや経過もよく観察しなければなりません。

 また、熱が出ると病気であるとは分かっても、それだけでは何の病気によるものかはなかなか分かりません。熱のほかに、それにともなっておこるいろいろの症状が病気の診断の大切な手がかりになるのです。

● 感染症にかかっている場合
 発熱がもっとも多い病気は、なんといってもウイルスや細菌などによる感染症です。風邪、咽頭炎、扁桃炎、肺炎、インフルエンザなどのほか、麻疹(はしか)、風疹、しょうこう熱のような発疹の出る伝染病、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)でも発熱がみられます。突発性発疹もとうぜん高熱の出る代表的な病気といえるでしょう。

 特に、感染して身体のどこかに炎症を起こしているときは、発熱がはっきりあらわれます。中耳炎、髄膜炎、脳炎、腎盂腎炎などの発熱は、炎症によるものです。

 また、溶血性連鎖球菌による上気道の感染症に続いておこるリウマチ熱も、かなり高い熱(40度以上)が1~2週間以上も続くのが特徴です。

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● 水分欠乏による発熱
 からだから水分が失われ、体温の調節がうまくできない場合熱が出ます。

 生まれて2、3日すると、急に38度ぐらいまで熱が上がることがあります。渇熱といって、授乳が本格的に始まらない、排泄によって水分が出ていくといったことが原因です。この場合は、お乳か“さ湯”を与えると熱は下がります。

 夏の暑い時期に、赤ちゃんが急に熱を出すことがあります。これも夏季熱といって、水分不足からうつ熱状態になるものです。

 これらは、いずれも水分を補給することによって、急速に熱は下がりますので、あまり心配はいりません。

 しかし、激しい嘔吐や下痢で、からだの水分が急に多量に失われておこる発熱は、脱水症といって、軽い場合は水分補給などで十分ですが、ひどくなると輸血など医師の手当てが必要となります。