赤あざ


● 病気の様子
 俗に“赤あざ”と呼ばれているあざは、だいたい三つの型に分けられています。

 第一の型は、皮膚の表面から盛り上がらず、ただ赤いしみのようなもので、生まれたときからできています。これを単純性血管腫といいます。

 第二の型は、イチゴのように皮膚の表面から盛り上がっているものです。この赤あざは生まれたときには気づかれず、生後数週間たってから急に目だってくるものが多いようです。これをイチゴ状血管腫とよんでいます。

 第三の型は、皮膚の深い部分にできた大きなこぶのようなもので、海綿状血管腫といいます。これはめったに見られません。

 いずれも血管をつくっている組織が異常に増えているためですが、その根本の原因は分かっていません。

 昔から“妊娠中に火事をみると、子供に赤あざが出来る”などと言われてきましたが、これは迷信です。

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● 家庭での注意
 単純性血管腫のなかで、ひたいの中央、まぶた、うなじなどにできているものは、自然に消えます。しかし、それ以外のところにみられるものはまず消えません。

 ところが、イチゴ状血管腫は、はじめはどんどん大きくなりますが、生後6か月ごろから消え始め、5、6歳から10歳ごろまでにはたいていなくなってしまいます。海綿状血管腫は、自然に治ることはまずありません。

 このように、赤あざは自然に治るものとそうでないものがあります。あまり大きすぎるとか、できているところが悪いなどという理由で、すぐ治療する必要のあるものもありますから、子供に赤あざがある場合には、まず専門医に診てもらいましょう。

 治療の必要がある場合には、家庭ではとても無理で、ドライアイス療法、放射線療法のほか、形成外科的な治療も行なわれることがあります。