人工栄養と子供の虫歯


● 上の前歯に虫歯ができやすい
 人工栄養児は、哺乳ビンの小さなゴム製乳首に吸いつくので、母乳で育った子供に比べて、上唇の運動がどうしても不足になります。唇は前歯を自然にきれいにするものですが、人工栄養児では、特に上の前歯の自然の清掃が不足になります。
 
 そのため、歯茎に近いところや、歯と歯の間に早くから虫歯が起こりやすいのです。放っておくと3歳ごろでミソッ歯になる例も少なくありません。

 人工栄養で育てた場合は、特に前歯の清掃を、歯が生えはじめたときから励行して下さい。

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● 指しゃぶりやおしゃぶりが歯並びにも影響する
 人工栄養児は、指しゃぶりが多く、なかには指にたこができるような病的なものもあります。

 このくらい指しゃぶりが激しいと、前歯がかみ合わなくなって、たいへん醜い口元になり、永久歯の歯並びに影響することさえあります。

 また、歯を丈夫にするために、おしゃぶりなどをしゃぶらせるという間違った習慣が昔はあったようですが、限度を超すと歯並びを悪くしてしまいます。

 前歯は虫歯にかかりやすく、ミソッ歯にでもなると、ますます前歯が噛み合わなくなり、水を飲むとき舌の先を出して、おかしな飲み方をするようになります。

● 歯並びをよくするには
 悪い歯並びを治す治療(歯列矯正)は、ふつう4~5歳ごろから行ないます。乳歯が生えそろって(2歳半ごろ)、歯並びが悪いと気が付いた時には、歯科医と相談してみてください。

● 乳歯を粗末にすると八重歯になる
 八重歯は、かわいらしさのポイントの一つと言われていましたが、その両隣の歯と共に虫歯にかかりやすいので、歯の衛生上あまり歓迎すべきものではありません。八重歯は適当な時期に歯列矯正の治療を受けたいものです。

 治療を受けるには

 虫歯が痛みだしてからでは手遅れになることがありますから、早く発見して、小さいうちに治療を受けることが大切です。そのためには、痛みがなくても、定期的に検査を受けるべきでしょう。

 また、歯の痛みは、出たり出なくなったりしますから、痛みが取れたからといって安心してはいけません。

 治療に連れていく時間は、子供が遊び疲れていない午前中が最適です。はじめは、慣れるための通院も計算に入れておく必要があります。

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