子供の病気-下痢・腹痛


 下痢したとき

● 注意する点
 もともと乳児は下痢しやすいものですが、母乳栄養の場合には、消化不良症でなくても下痢便が出ることがあります。よく太っていて、機嫌が良いときは心配ありません。

 また、粉乳では緑便の出ることがありますから、人工栄養の場合にも、心配しないで良い下痢のことが多いものです。乳幼児は風邪をひくと下痢しやすいので、風邪にかかったときは注意が必要です。

 幼児の下痢は赤痢である場合も考えられますから、必ず便を調べてみて下さい。血液が混じっていたり、のりのつくだ煮のような便のときは、すぐ医師に診察を受けなければなりません。

● 応急手当て
 赤ちゃんでは授乳を1回やめてみます。幼児では絶食させます。しかし水分は与えます。水分を与えると下痢がひどくなるという考えは間違いです。水分としては湯ざましがよく、幼児では番茶や麦茶もよいでしょう。

 しかし、糖分は下痢を起こしますから、砂糖湯、果汁、乳酸飲料などは与えてはいけません。

 下痢をしたからといって、あわてて下痢止めを飲ませるようなことはせず、薬は診察を受けてから与えるようにして下さい。ことに赤痢や疫痢などに用いる抗生物質は勝手に用いてはなりません。

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 腹痛を訴えるとき

● 注意する点
 腹痛がある時、赤ちゃんは激しく泣き、ひざを曲げて足を伸ばそうとしません。この場合は吐き気や熱に気をつけます。幼児がお腹が痛いというときには、本当に痛いのか、どこが痛いのかよく分からない事があります。

 胸が痛いとか、咳がひどいときにもお腹が痛いと言いますし、歩くのが嫌になった時でも、お腹が痛いと言ってしゃがみこむことがあります。

● 応急手当て
 なんとなく痛そうな様子のときは、緊急を要することはありませんが、顔色が悪くて元気がなく、ことに吐き気が出てきたときは、腸重積症という怖い病気も考えられますので、決して油断できません。

 いっぱんに、腹痛とともに熱のあるときは、ただちに診察を受けるようにして下さい。