子供の病気-診断に大切な知識


 既往歴
 病気を診断するときには、それまでにかかった病気のあらまし(既往歴)が大切な手がかりになります。

 もちろん、その病気がいつから、どんな様子で始まったかを知る必要がありますが、そのほかに以前にかかった病気とその経過、また、どんな治療が行なわれて、それがどのような効果があったかなども、診断の手がかりになります。

 発育発達の様子
 既往歴のほかに、生まれたときのお産のようす、出生時の体重、新生児期のようす、たとえばお乳がじょうずに吸えたか、黄だんはどうだったか、元気な声で泣いたか、睡眠はどうだったか、乳児期に済ませた予防接種の種類なども、病気の診断にはぜひ知りたいことです。

 栄養状態
 また、母乳栄養か、または人工栄養か混合栄養であるか、離乳の準備を行なっているのか、もう離乳をはじめているか、あるいはもう終わっているのか、どの程度の食品の種類が与えられているのかなど、赤ちゃんの消化器の病気の診断には欠かせない知識です。

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 日常生活の様子
 子供の病気とは関係のないような家庭の日常生活が、実際には密接な関係のあることもあります。

 例えば、めずらしいお客が見えて、1日中はしゃぎまわると、翌日、自家中毒の発作を起こすこともあります。また、はでな夫婦げんかのあおりで自家中毒の発作を起こすこともあります。

 家族構成、とくに祖父母が同居しているかどうか、その子がおばあちゃん子か、お父さん子かということも診断の参考になることがあります。

 以上のようなことを医師が聞き出すのは、ほとんど全てといっていいくらいお母さんからです。母子健康手帳は、だいたいこれらのことを記録できるようになっていますが、より詳しく、より正確に書きとめておくことが、いざという場合に、診断の大切な手がかりになるのです。

● 日常の観察も大切
 子供の日常生活を細かく観察することも大切です。子供は、言葉では正確に訴えることができなくても、身体の変化は敏感に生活態度に反映されるものです。

 子供の神経はデリケートなので、強い刺激を受けただけでもいろいろの症状をしめします。病気の場合には、当然はっきりした症状を示しているはずです。ただ、周囲の人たちがそれに気づかないでいるだけです。

 子供は抵抗力が弱いといっても、突然発病することはそんなに多いものではなく、さまざまの経過をたどります。その途中で異常を発見し、大事に至らないようにしなければなりません。

 毎日の生活で、子供の様子を細かく観察していれば、ちょっとの変化でも気がつくものです。

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