子供の躾;躾の方法



 子供がやっと箸を持つようになってから、きれいに食事ができるようになるまでには、相当な年月がかかるものです。1日に3回する食事にしてもそうなのですから、一つの躾が身につくまでにはかなりの時間と繰り返しが必要なのです。

 <親の忍耐と“寛容”が必要>

 躾がその子の習慣になって、上手にていねいに、しかも自然に体が動くようになるまでには、親にとってたいへんな時間と、忍耐と寛容とが必要なのです。

● 子供の発達段階にふさわしく

 子供の年齢によっては、箸を持って食事をするのは難しいことです。幼い子では箸よりスプーンを使うほうが容易です。このような動作は、子供の体や運動の働きの発達などと関係があるのです。

 ですから、箸を持つこと、あいさつをすること、火に注意すること… などがみな同時に教えられるものではありません。それぞれに教えはじめる時期も、躾が完成する時期も違うのです。

 同様に、同じ一つのことを躾るにしても、一人ひとりの子供の実態をよくみきわけるべきです。ひじょうに動作のはやい子供と、のんびりと遅い子供とでは、指導の方法もおのずから違います。

 もちろん目安になるおおよその基準は必要ですが、個人差を無視した画一的な方法や親のあり方は禁物です。

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● 親もゆとりのある態度で

 躾は子供の状況に応じた方法ですべきなのに、親の状況によって行なわれることも少なくないようです。気持ちに余裕のあるときには冷静に子供の状況を考えて指導できるお母さんが、いったん余裕をなくすると感情のままに大声を出したり、ぶったりします。

 なかには、子供の世話から1日も早く解放されたいばかりに、あるいは近所の子供に負けたくないという一心で、躾を無理強いしているお母さんもいるものです。

 こうなれば、子供のためを考えた躾ではなく、親のエゴイズムによる躾になってしまいます。躾の方法は子供の状況をよく見極めて決められるべきであって、親の状況や性格によって決められるものではないのです。

● 子供の習慣になるまで、繰り返し根気よく

 子供も5歳くらいになれば、親や兄弟や年長者からいいつけられたことに、わりあいよく従うものだと言われています。しかし、それまでには、自分の欲求にしたがって思いのままに行動しがちです。直接にその場で言われたことは、いわれた通りに行動ができても、またすぐ忘れてしまうことが多いのです。

 それで、躾を根気よく繰り返し、それが習慣化して、必要な行動は体が自然にそのように動くように、また、だれがいなくても、一人でに出来るところまで躾る必要があるのです。

 

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