子供の躾;食事の躾


 食事の躾の基本
 好き嫌い
 食事の時間と量
 食事とテレビ
 左利きの子ども

 <おおよそのめやす>

 新生児や乳児のうちは、お母さんの乳房からお乳を飲んで、あるいは哺乳ビンからミルクを飲んで育ちます。離乳が終わり、だんだんと大人と同じような食べ物を食べるようになります。

 はじめのうちは、お母さんに食べさせてもらっていた子供も、4歳になれば大人と同じ食卓に座って、一人で食事ができるようになります。

 一人で食事ができることは、排泄が自分で出来ることや、衣服を着たり脱いだりが自由に出来る事とともに、「基本的習慣の自立」と言われています。幼稚園や小学校で集団生活をはじめるまでには、出来あがっていなければならないものです。

● 1歳代─手間がかかっても我慢しよう

 まず、発達のおおよその目安をまとめてみました。

スポンサードリンク

 1歳
 スプーンを使いはじめる。茶碗をもって飲む(持ち方は不完全)。

 2歳6カ月
 右手にスプーン、左手に茶碗を持つ(両手が使える)。食事のあいさつができる。

 3歳
 箸を使いはじめる(持ち方は不完全)

 3歳6カ月
 だいたいこぼさないで食べられる。

 4歳
 一人で食事ができる。

 1歳になると、スプーンを使い始めます。でも持ち方は不完全です。食器のなかにスプーンを突っ込みますが、食べ物をスプーンの上に乗せるのがたいへんです。

 上手く乗ったと思うと、がむしゃらに口へ運ぼうとするので、食べ物は途中でこぼれて、あたりに散乱してしまいます。また持ち方は不完全ですが、茶碗をもって飲むことも出来ます。これもきわめて不安定ですから、こぼすことも多いのです。

 このように1歳前後の食事は世話がかかります。子供は自分で食べたいのです。面倒なので親が食べさせようとすると怒ったりします。

 ここで、せっかく芽生えた自発性(自分の事を自分でしよう)の芽を摘んでしまっては、その後の発達に悪い影響を残します。食べ物が散らかることは覚悟して、出来るだけ自分で食べたという満足感を子供に味わわせましょう。

 こぼしても叱ってはいけません。叱っても、次から上手に出来るというものではありません。むしろ一人で食べようとする努力を誉めてあげてください。

スポンサードリンク

 技術的には、子供kの背後から手を添えて助けると、比較的上手に食べられるようです。スプーンを食器から口までじょうずに運ぶ運動の練習にもなります。

● 2~3歳─箸の扱い方はまだ不安定

 スプーンの使い方は、日に日に進歩して、2歳6ヶ月になると、右手にスプーンを持ち、左手に茶碗を持つことが出来ます。

 また、「いただきます」 「ごちそうさま」の食事のあいさつが言えます。けれども、食事のしかたはまだ不完全で、こぼしたり、ひっくり返したりします。運動機能などが成熟していないのですから、叱ってもうまく食べられるようになるわけではありません

 3歳になると、箸を使い始めます。親や年上の兄弟と同じ事をしたいのです。もちろん、持ち方は不完全です。箸を握ったり、おかずをさして口へ持っていったりします。この時期は、箸の正しい持ち方を教えても無駄です。子供がイライラするばかりですから、さわらずにおいてください。

● 3歳半~4歳

 どうやらこぼさないで食べられるのは、3歳6ヶ月になってからです。だれも食事の面倒を見なくても、なんとか一人で食べらるようになるのは、4歳になってからです。

 なん歳になるとこういうことが出来る、というのは、およその目安です。「うちの子は1歳半になるのに、まだスプーンも持たない、さっそく明日から訓練をしなければ」などと思わないでください。三月や半年遅れていても、別にどうということはありません。

子育てママの化粧品