体を作る遊び;敏しょう性を伸ばす遊び


● 安全教育の基本となる敏しょう性

 安全教育では、二つの基本的な能力を子供につけさせなければなりません。一つは精神的基礎となる注意力であり、もう一つは身体的基礎となる敏しょう性です。

 しかし、安全教育そのものを目的とした運動遊びなどがあるわけでなく、運動遊びを通して敏しょう性を向上させることが、結果的には安全教育につながっていくのです。

● 体をコントロールする能力

 敏しょう性、つまり“素早さ”は、全身や体の一部を連続的に素早く動かしたり、あるいは素早く停止させたりするような、体をコントロールする能力です。

 もちろん、これには足腰の筋肉が重要な働きをしますし、また、体のバランスを調節したり、運動全体をスムーズに行なわせるための平衡感覚が、つねに深く関係していることを忘れてはいけません。

● 運動遊びの中心として考える

 敏しょう性を高めるような運動遊びは、幼児の運動遊びの中心とならなければなりません。

 大きな動きのある、しかも変化に富んだ遊び、つまり、感覚や運動神経をうんと使い、集中力や注意力もおおいに必要な運動ならば、どんな遊びでも敏しょう性を伸ばすのに効果的です。

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● ボールを使った遊び

 この意味から、ボールを使った遊びは最適です。ピンポン玉、テニスボール、ソフトボールなどから、サッカーボールやラグビーボールなど、種類や大きさに応じて、転がす、投げる、受けとめる、つく、跳ね返す、ぶっつける、落とさないようにして走る、ける、持って体操するなど、自由な思いつきで多彩な遊びができます。ボールは、始めは大振りの、軽いものがよいでしょう。

 ボールは、どんな固定遊具や縄、棒、輪などよりも動きがはるかに自由で、スピード感に富み、注意力や集中力を必要とします。

 また、一人でも何十人で出も遊べるし、簡単な遊びから複雑なルールのある遊びまで、存分に子供の活動意欲を満たしてくれます。

● 縄や棒を使った遊び

 縄や棒を使った遊びも変化に富んでいます。
 例えば、縄の場合、ふつうの縄跳びをはじめ、地面に置いた自由な形によっても、いろいろな遊びが工夫されます。張って飛ばせる、くぐらせる、振り回して遊ぶ、全身を使っての遊びは、敏しょう性はもちろん、リズム感や平衡性、柔軟性、あるいは注意力や社会性の発達まで期待できるものです。

 棒の遊びについても、縄の遊びと同じようなことが言えるでしょう。

● 鬼ごっこなど

 動きの激しい鬼ごっこなども、幼児には魅力のある遊びです。遊びそのものにボールや縄のような変化はありませんが、捕まえたり、捕まえられたりするスリルがあるからです。

 しかも、全身の機能や全神経を使うという点では、ボール遊びなどにも劣りませんから、やはりよい運動遊びだということができます。

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