心を育てる遊び;知識を伸ばす受容遊び


 手足や全身を使って積極的に遊ばなくても、見たり聞いたりする受け身の遊びもあります。しかも、視聴覚時代ということで、このような受容遊びは増えています。

● 知識は増えるが…

 テレビを見て、いろいろな知識が豊かになります。お話や童話を聞くのも大好きです。自分はじっとしていても、テレビやお母さんのほうから働きかけてくれます。だから気楽です。

 しかも、こんな時間は、お母さんがとっても気分のいいひと時です。第一静かで、手がかかりません。「いい子ねえ。ご褒美にお菓子どう?」などと言うことにもなります。どこの家庭でもこんな調子ですから、いきおい最近の子供たちは、家の外へ出たがりません。

 これでも確かに様々の知識が蓄えられます。ときには大人がびっくりするようなことを知っています。“耳学問”の素晴らしい成果です。

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 しかし、こんな子供たちが、「お天気のいい日は外で遊ぶのよ」と言われても、どうやって遊んでいいのか分かりません。友だちもだいたい似たようなもので、遊ぶのが下手だからつまらない。そこでまた家にもどってテレビを見たり、絵本をながめたり…。

● 自分で確かめた知識ではない

 こうした傾向は、たいへん困るのです。というのは、この遊びは幼児の間接経験を広げ、知らぬ間に知識が蓄えられるという効果はあります。しかし、子供が自分から自分の手足や体を動かして、知識を獲得したのではありません。このような生活に慣れてしまうと、依頼心の強い、たよりない子供になってしまいます。

 絵本やテレビ、CDも、子供にとっての文化財であり、子供たちだけの遊びでは得られない素晴らしい知識を与えてくれます。しかし、それだけにかたよっては困るのです。

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