幼児の性格の問題:強情な子


 子供はなぜ強情を張るか

 親が注意すると、反抗的な態度に出てくる子。例えば、「自分でやりなさい」といわれても、「だって」と口答えして、なかなかやろうとしない。時には、逆に大人を批判したりして、素直でない。

 いったん、自分がこうと言い出したら、がんとして聞かない。なだめても、叱っても、あくまで自分の立場を主張しようとする。これは、わがままをおさえることの出来ない子に多い。

 親の注意を、その場では反抗しないで聞いているが、結果的には大人の言うことを無視し、自分勝手な行動をとる子もいる。

 強情を張る原因としては、次のことが考えられる。

● 自我意識の発達から

 どんな子供でも、3歳前後になると自我意識が芽生え、自己主張をし、反抗的な態度をとるようになる。 この時期の子供は、自己中心的な意識しか持たないので、他人の都合などとは関わりなく、自我をとおそうとする。

 普通4~5歳になって、社会性が発達し、他人の存在を認めることが出来るようになると、この傾向はなくなる。

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● 親が干渉し過ぎるため

 親が厳しすぎたり、神経質な場合には、子供の生活、正確、感情を無視して、一方的な意見を子供に押し付ける結果になりやすい。この場合には、子供は親の態度に不満を持ち、親の干渉から逃れようとして、自己主張を試みたり、反抗したりする。

● 親が甘やかし過ぎるため

 子供を甘やかし、どんな要求でも聞き入れる親に限って、子供の自己主張を認めているのだと思い込んでいる場合が多いが、これは間違いである。甘やかされる家庭の子供は、兄弟ができたり、集団生活に入って、わがままが通らなくなると、不満がこうじて反抗的になりやすい。

 幼児の頃、親から叱られたり、たしなめられたりした経験がない子供は、とかく自分を絶対視し、どんなことをしても叱られる事はないと思い込む。ちょっとした小言や躾にも、抵抗を感じ、情緒的な不安から、強情を張る子に変わって行く。

● 躾に一貫性がないとき

 父親が良いと言ったことを、母親がいけないという。また、同じ行動を一人の親が、あるときは認め、あるときはしかったりする。こんなとき、子供は判断の基準を失い、不安定な状態になる。自然、子供は強情を張るようになり、誰かに自分を認めさせたがる。

● 自己中心性が抜けきらないため

 4~5歳になっても、「自分が、自分が」という意識を強く持ち続けている子がいる。生まれ付き、負けず嫌いであったり、自己中心性を無視されたりすると子供は強情を張るという形で、心の安定をはかろうとする。

 こんな子供は、強情を張らないでいると、自分が無視されるのではないかという不安に絶えずおびえている。強情な子の中には、あんがい自信のない子が多い。

● 愛情不足を感じているとき

 兄弟の多い家庭で、親が子供に無関心な場合、強情な子になることが多い。兄弟からはいじめられ、両親からは暖かい言葉をかけられないので、自然、かたくなな気持ちになっていく。

 たとえ自分が悪いと分かっていても、決して謝らない。これは、自分の要求を通す手段としての強情でなく、愛情の不足に対する不満からおこる強情である。

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● 子供の自我意識を尊重してやる

 自我意識が芽生えてくると、子供は、大人の不当な干渉を避けようとする。必要な場合には、あくまで自分の主張を通そうとする態度は、その子の将来の社会性にとって欠かせないものである。あまり神経質にならず、子供の自我が素直に伸びていく様子を、見守ってやるのがよい。

● 子供の意見を聞いてやる

 子供の不満を取りのぞいてやる意味で子供の意見も出来るだけ取り上げ、認めてよいものは認めてやる。無理な意見は、それがなぜ無理なのか、理由を十分に説明して、納得させることが大切である。

● 自分の力を悟らせる

 自信のない子の場合、まずその子の優れた点を取り上げ、自分の力を悟らせる。その上で、自分の欠点が素直に認められるように指導する。

● 感情的にならないように

 強情な子を導くときには、子供の反抗的な態度につられて親のほうまで感情的になり、子供と張り合わないことが大切。あくまで冷静に、親の立場から、子供の行動を、じっくりと見守ってやる、心のゆとりが欲しいものである。

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