幼児の性格の問題;落ち着きがない


 なぜ落ち着きがなくなるか

 落ち着きがない、といわれる子は多い。その特徴を拾ってみると、

・ 注意が散漫である
・ 一つの事に長続きしない
・ いたずらが多い
・ 乱暴する
・ 物忘れが多い
・ 絶えず体を動かしている
・ おっちょこちょい

 などいろいろある。

● 落ち着きがないというけれど

 落ち着きがないという動作には、次のような場合がある。

・ 勉強やおけいこ事など、親の強制したものは長続きしないが、好きな本を読んだり、テレビを見ているときは、夢中である。

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・ おっちょこちょいで、大人との約束は守らなかったり、たがえたりすることの多い子が、子供同士の間では、約束をよく守り、友だちにかなり信頼されている。

・ 来客があるときなど、特定の場に限って、落ち着きがなくなる。

● その評価は大人の見方で違ってくる
 
 ある親は、食事中におしゃべりの多い子、テレビを見たがる子を、落ち着きがないと評価するが、それくらいのことは当然、と考える親もいる。親だけでなく、幼稚園・保育園の先生でも、落ち着きのない子の取り上げ方はまちまちである。

 これは、大人の子供への期待のかけ方、子供の行動の理解の仕方に差があるからである。「落ち着かない子」という前に、どういうときに、どんな状態なのかを十分考え、子供の発達、興味、環境などと照らし合わせて、客観的に判断し、個々に方策を立てることが必要である。

● 親の態度が落ち着きのない子を

 次のような親の態度は、子供をいらだたせ、落ち着きを失わせる。

・ イライラしている親。または親同士に争いが絶えない家庭。
 こういう家庭では、大人の気持ちが不安定で、子供を受け入れる余裕をなくしてしまっている。子供は、大人の顔色を伺い、一つの事に集中できなくなる。

・ 干渉しすぎる親。口やかましく注意ばかりしている親。
 子供を親の言うなりにさせ、子供を落ち着かせないばかりか、依存心の強い、無責任な子にしてしまう。

・ 必要以上に子供に手をかけ、子どもの行動に先走って、あれこれ世話を焼きすぎる親。
 要求もされないうちから、次々と物を買って与えたりするので、子供は一つの事に集中するよりも、次から次へと与えられる刺激に応じていくことに慣れ、いつか落ち着きを失ってしまう。

・ 要求が高く、子供の現状に満足できない親。
 子供は自分の能力に対する不安から、あせったり、イライラしたりして、落ち着きを失う。

 いずれの場合も、子供は親の態度を敏感に受け取ってしまう。

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● 環境がつくる落ち着きのなさ

 盛り場、商店、その他客の出入りの多い家庭では、大人も子供も、落ち着いた生活が出来にくい。次のように、子供の養育者が絶えず変わる場合も、落ち着きのない子が育ちやすい。

・ 手の空いたものが、その場限りに子どもの相手をする家庭。
・ 大人が多く、子供をちやほやする家庭。
・ 共稼ぎの家庭。

● 子供の知能にも関係がある

 知能が高いと、子供は年齢相応の刺激の中では飽きるため、自分から刺激を追い求め、一見落ち着かない行動をとる。知能が低い場合も、子供は刺激についていけず、興味を失い、イライラする。

● 身体に病気や異常がある場合

 絶えず落ち着きのない子は、次のような病気や、身体的異常が原因になっている場合がある。

・ てんかん
・ 幼少時代に高熱を出した
・ ひきつけをたびたび起こした
・ 分娩のとき、異常があった

● 落ち着きのない子の扱い方

 いちがいに落ち着きがないといっても、評価の基準がないので、性、年齢など、同年齢の他の子供たちと比較してみる必要がある。3歳の子が、本を読むのに長続きしないといっても、それは、要求するほうが誤っているといえよう。

 自分の子に、特別落ち着きがないと思ったら、専門家の診断を受ける。精神的な発達も専門家に調べてもらい、子供に適した刺激を与えるにはどうすればよいか相談する。

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