幼児の性格の問題;癇癪(かんしゃく)持ち


 なぜ癇癪を起こすか

 ちょっとした刺激でもカッとなり、自制心のなくなる子。自分の思い通りにならないと、すぐ当たり散らす子。こんな子を、癇癪の強い子という。癇癪は、反抗、乱暴、ふてくされなどの行動とも結びつき、攻撃的、破壊的になりやすいところに問題がある。子供は、なぜ癇癪を起こすのだろうか。

● 発達現象としての癇癪

 子供が2歳前後になると、歩行がしっかりしてきて、行動範囲はかなり広がるが、言葉は、それほど自由にならない。自分の思ったことが、満足に表現できないために、ついもどかしくなって癇癪を起こす。これは、子供の発達段階の上で当然起こる現象で、心配する必要はない。

 3~4歳を過ぎて、言葉や行動で自分の意志や希望を表すことが出来るようになっても、それをしようとせず、なにかにつけて直ちに感情的、爆発的に自己表現をしようとすることがある。

 このような癇癪は、一応原因を確かめ、対策を考えてみる必要がある。

● 感受性が強すぎるため

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 感受性が強い子は、周囲の刺激に感じやすく、絶えずあたりに気を配っている。そして、普通の子供より、不平不満を強く感じ取り、癇癪を起こしやすい。

● 気短なため

 気短な子供は、感じた事、思った事を、自分の心の中にしまっておくことが出来ない。自分に、少しでも都合の悪いことがあれば、すぐその場で反応してカッとなり、癇癪を起こす。

● 行動的過ぎるとき

 逃避的な子供は、外からの刺激を、いったん自分で受けとめ、直接行動に出ることはしない。ところが、行動的な子は、すぐおこったり、物を投げたり、反応を行動にあらわす。

● 子供の扱い方が一致しないとき

 同じことをしても、父親は黙認するが、母親はひどく叱る。いつも誰かに叱られるが、代わりに、誰かが支持してくれる。こんな環境に育った子どもは、つねに心が不安定である。

 自分のすることに確信が持てない。そこで、いつもイライラしていて、些細なことにも、すぐ怒りやすい。

● 親の態度が変化しやすいとき

 母親に悩み事があって、明るい気持ちで、子供と接触できない。また、下の子が出来たために、上の子には手がかけられない。今までの習慣を無視して、いきなり、新しい躾を強行する。

 こんなとき、親の態度の変化について行けず、不安を持ち、これが癇癪を起こす原因になる。

● 親が短気なとき

 親が短気で怒りっぽく、なにか気にいらぬことがあると、言葉より先に体罰を加える。親のこんな態度を子供は知らず知らずのうちに真似るものである。

 反対に、親の荒々しい行動を恐れて、引っ込み思案になるケースもある。しかし、一般には、大人を真似て、わがままを通そうとし、癇癪の強い子供になりやすい。

● 身体の障害から

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 親の扱い方に問題もなく、普段はおとなしいのに、時々ひどく癇癪を起こす子供がいる。なにか目的があるわけではなく、後になって、なぜ、そんなに怒ったのか自分でもわからない。

 こんな子供は、身体のどこかに障害があることが多いので、医師に相談するほうがよい。

● 強い刺激や圧力を加えない

 行動は攻撃的でも、根はひどく感じやすい性格の子供がいる。このような子は、あまり強い刺激や、圧力を加えてはいけない。

 社会生活の上では、無神経な性格よりも、適当な感じやすさを持つほうが、環境への適応力を増す場合がある。感受性の強さを、欠点とばかり思わず、伸ばしてやる必要がある。

● 親が子供に巻き込まれない事

 子供が、癇癪を起こして暴れても、親は、それに巻き込まれてはいけない。むしろ、黙って取り合わないほうが良い。子どもが乱暴な態度で、何かを要求してきた時は、はっきりと退け、ほかにもっとおだやかな要求のしかたを教え、諭すことが大切である。

 甘やかして要求を入れると、子供は、自分の癇癪を、当然の事のように思いこむ。

● 一定して指導方針で臨もう

 子供の行動に確信を与え、心の安定を持たせるために、親はいつも変わらない態度で臨むことが必要である。やむを得ず、方針を変えなければならない時には、具体的な説明で、子供にそのほうが良いことを納得させ、徐々に変えていくことが望ましい。

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