幼児の性格の問題:神経質な子


 なぜ神経質な子になるか

 神経質という言葉を、厳密に規定するのは難しいが、ひと口に言うと、周りからの刺激を異常に受けやすい状態のことである。身体と心の両面にわたって、神経質と呼ばれる特徴を示す子供は、かなり多い。

 中には親が勝手に解釈したり、思い過ごして、心配しているケースも少なくない。子供の状態をよく観察して、異常を確かめる必要がある。

● 神経質の子の特徴

・ 疲れやすく、注意を集中できる時間が短い。
・ 興奮しやすいうえに、ひどく憶病なところがある。
・ 食べ物に好き嫌いが多い。一般にやせ形で顔色が青白い。
・ 眠りが浅く、夜泣きをする。
・ 物音や光の明暗に敏感で、いつも落ち着きがない。
・ 体型は「脳性体型」といわれ、頭とひたいが大きく、あごが細くとがって青筋が目立つ。
・ いつも緊張した状態にある。
・ 筋肉の運動も敏感で、脈拍、呼吸の数が多い。

● 生まれつきの素質から

スポンサードリンク

 刺激に敏感すぎる。吐き気、下痢が激しい。じんましんが出る。泣いてばかりいる。こうした異常は、ある程度、体質的なものといえる。

 この状態が幼児期まで持ち越され、親の扱い方が悪かったり、環境その他による悪条件が重なってくると、神経質な子としての特徴がはっきりしてくる。

● 子供への干渉のし過ぎから

 躾が極端にうるさい家庭、親が中年を過ぎてから生んだ子供などに神経質な子が多い。これらの家庭に共通して言えることは、子供をかまい過ぎるということである。

 過保護・干渉のし過ぎが、子供を過敏にさせ、刺激にたいする抵抗力を弱める結果になる。

● 親が神経質なとき

・ 親が神経質だと、子供も感じやすい体質を受け継いでいる例が多い。
・ この場合は、感じやすい体質の上に、日常生活を通して、親の神経質が子供に大きく影響する。

● 家庭が厳しすぎるため

 禁止、制限、抑圧、期待、要求など親の態度が厳しすぎると、子供に不安と恐怖心をいだかせる。不安と恐怖は、子供にとっては、大きな精神的負担で、心の傷跡となって、いつまでも残る。

 自分の能力に対する自信を失い、逃避的になって、神経質的現象を表す。

● 余計な刺激をさける

 出来るだけ無駄な刺激や、強すぎる刺激は避けたほうがよい。しかし、子供の生活には、まったく刺激のない無風状態はありえない。どんなに、大人が防波堤になってやろうとしても、なりきれるものではない。

 結局、弱い子供なりに、自分で受け止めなくてはならない。従って、周りの物が、あまり気を遣いすぎて、特別扱いするのはよくない。

● 自信をつけてやる

 わずかなことでも、子供が自力でしたことは褒めてやり、少しずつ自信をつけさせていく。自信が備われば、大人への依存から抜け出し、しだいに大胆で正常な子供に変わっていく。

スポンサードリンク

● 不安を解消してやる

 過大な期待、厳し過ぎる態度を慎む、子供の不安とおびえを解消したやることが先決。子供自身の状態、傾向を変えようと努める前に、大人自身の生活態度を反省したい。

● 子どもの仲間に入れてやる

 子供を、出来るだけ友だちと接触させることによって、その子に自信をつけさせる。極端に乱暴な子供などとの接触には注意しなければならないが、適当な友だちの中へ入れて遊ばせてやるのがよい。

● 医師の診断を受ける

 神経質の特徴がはっきり認められたときは、医師の診断を受けるほうがよい。一つ一つの症状だけでなく、全身の診断を受けてみて、もし治療が必要なら、必ず医師の指示通りにする。

 家庭のものは神経質な子供に対する理解を深め、家族ぐるみの態度で治療をはかってほしい。家族の気持ちがばらばらでは、過敏な子供の状態を、一層こじらせることになる。

● 家庭から離して治療を

 子供の状態が極端に悪いときは一時的に子供を家庭から離して、治療と訓練を専門に行なう病院、施設などに預ける方法も考えてみる必要がある。

 最近、医師の監督のもとで、グループ指導が試みられ、成果を上げている。子供の状態がひどく悪い場合には利用をすすめたい。

子育てママの化粧品