幼児の性格の問題:友だちが出来ない子


● 友だち関係の広がり

 一人遊びの時期
 ふつう赤ちゃんは、生後4~5か月くらいまでは、お互いに、そばに置かれても、あまり相手を意識しない。

 触ってみる時期
 6か月くらいになると、隣にいる子供の身体に触ってみたりするようになる。しかし、まだ、本当に友だちとしての接触が始まったわけではない。ほとんどの時間は、一人遊びをしている。

 平行遊びの時期
 2歳を過ぎるころから、相手がそばにいるだけで、一人でよく遊ぶようになる。アメリカの心理学者バーテンは、この現象を、「平行遊び」といっている。平行遊びは、4歳を過ぎてからも、かなり多く見られる。

 友だちを欲しがる時期
 3歳を過ぎる頃から、子供は、友だちと遊ぶのを楽しむようになる。この年齢では、3人一緒にいても、相互的な接触は、二人の間にしか表れない。

 友だちとの遊びが始まる時期
 4歳を過ぎる頃から、初めて3人以上の子供たちと遊べるようになる。しかし、一人遊びは、4~5歳ころまでは、まだかなり多く見られる現象である。

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● 友だちと遊びたがらない子

 友だち関係の広がりからみて、幼児期は、まだ、一人遊びの時期といえる。従って、あまり急に多くの友だちと遊ぶことを、子供に期待するのは無理である。

 3歳を過ぎてからも、まだ、友だちと遊びたがらない子供は問題である。その原因としては、次のようなことが考えられる。

● 友だちとの遊びに自信がないため

 戸外に出すと病気になる、言葉が悪くなる、行儀が悪くなるなどと親が過度の干渉をする場合。このような大人の一方的な考えは、子供の遊びたい気持ちを、極端に抑えつけてしまう。

 子供は、みんなとどうして遊んだらよいのか分からなくなり、友だち付き合いに、自信をなくしてしまう。こんな子には、まず、なにか子供の得意な遊びを見つけて、自信を持たせる。

 次に、その遊びを通して、仲間に入るきっかけを作ってやる。あせって、無理に仲間に入れようとすると逆効果になる。まず、不安をのぞき、自身をつけてやるのが先決。

● わがまますぎるため

 わがままな子供は、友だちと遊びたくても、自分勝手なことばかりするので、みんなから嫌われる。そういう子は、自分の思うようにならないと、かんしゃくを起こして、すぐ乱暴な行動に出る。従って、ますます周りから嫌われるようになり、友だちができなくなっていく。

 このような子には、友だちに受け入れてもらうためには、遊びのルールを守ることの大切さを、よく分からせる。また、その子が嫌われる癖や性格が、どこに原因しているのかを突き止め、そこから直していくことも大切。

● 能力や興味の差が大きい場合

 知能の水準が高すぎると、他の子供と調子が合わないし、興味の内容や程度も違ってくる。このため、他の子供とうまく付き合えず、つまらなくなる。こんな子は、社会性もわりに発達していることが多い。

 一人で好きな事に打ち込んでいるときは、無理に友だちと遊ばせようとする必要はない。もし遊ばせるなら、進んで仲間の世話をしたり、遊びをリードさせたりするように導いてやるのが望ましい。

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 知能が低すぎると、ぐずぐずしていて、友だちについていけない。そのため、置き去りにされてしまう。おとなしくて思いやりのある友達か、少し年下の友だちを選んでやるのがよい。

 能力が同じくらいでも、興味の方向がまったく違うと、お互いの欲求が満たされないため、友だちになりにくい。

● 虚弱・神経質なため
 
 洋服や手が汚れるのを嫌って、みんなと遊ぶのを嫌がる、神経質な子供がいる。また、身体の弱い子は、友だちと一緒に、活発に活動できない。自然、一人ぽっちになる。

 こんな子には、あまり乱暴でない、おとなしい友だちを選んでやるのがよい。神経質な子には、特に汚れてもよい服装をさせ、思いきり活動できるようにしてやる。

● 家庭事情や親の態度から

 家庭の職業、経済状態がひどく違っていたり、親が相手の子や家庭に偏見を持っていると、子供同士も反目するようになる。

● 親が内気で自信がないとき

 親自身が非常に内気であったり自身のない時には、親の性格や態度に影響されて、子供もあまり友だちと遊ばないようになる。

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