子どもの性格-乳児期の特徴

 からだの発達には、はう時期、立つ時期、歩く時期という、時間の経過に伴う変化があります。同様に、性格の発達にも、それぞれの時期の特色がみられます。

 もちろん、どの時期にもさまざまな個人差はあります。それでも幼児は喜びや悲しみを率直に表現するとか、恥ずかしさを知らないというような“幼児らしい”特徴があるものですし、青年にはまた感情の起伏が激しいとか、理想を追いやすいという“青年らしい”特徴があるものです。

 <乳児期の特徴>

 5歳の終わりごろまでを幼児期といい、特にはじめの1年間は乳児期とか、ゼロ歳児とかよんでいます。

● ゼロ歳児は胎児の延長
 ひとくちにいって、ゼロ歳児は胎児と大して違いません。一人で呼吸し、口に入れられた物を飲み込むなど、胎児には出来ないことがたくさんできますが、全般的に見て、ゼロ歳児は「これからなろうとしている子ども」よりもまだまだ「今までそうであった胎児」に近いのです。

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 母親や母親に変わる人にまったく依存して、その手あつい保護のもとで成長していくのです。

● 個人差は見られるが…
 もちろん、この時期にも個人差はあります。過敏で、わずかな物音にも反応し、その子の寝ているあいだはテレビも音を消して見なければいけないという赤ちゃんもいれば、すぐそばで麻雀をやっていても平気だという赤ちゃんもいます。

 活発に手を動かす子、静かでおとなしい子…とさまざまです。ゼロ歳児のこのような違いが、のちのちの性格とどのように結びつくのかという関係は、あまりはっきりとしていません。

● 刺激を豊かに…
 以前は、赤ちゃんの頃はできるだけそっとしておいて、自然の成熟に待つべきであるとされていました。最近ではこれと逆に、なるべく赤ちゃんに話しかけてやり、刺激を豊かに与えるほうがいいという考え方に変わってきています。

 たとえば、赤ちゃんを、音のしない、白い天井と壁に囲まれた、まっ白い布団にくるんでおくより、動物の絵やかわいらしい模様の書いてある部屋で、色彩豊かな布団に寝かせるほうが、好ましい発達をするといわれるようになったのです。

 また、おむつを換えるときにも、ほほずりをしたり、話しかけたりするのが、発達をはやめるともいわれています。いい音楽を流しておくことも効果的であるという人もいます。

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