落ち着きのない子供


 動作がせかせかして、一つのことに長続きせず、気が散りやすい子どもを“落ち着きがない子供”といいます。しかし、気が散りやすいといっても習い事や勉強など強制されたものは長続きしないが、テレビや絵本は夢中になって、食いつくように見ていることが多いのです。

 また、親が年齢不相応なことを要求していながら「うちの子は落ち着きがない」などとこぼしている場合もあります。たとえば、3歳児が絵本を読むのに長続きしないといっても、言うほうが無理でしょう。

● 家庭環境や親の態度が落ち着きのない子供
 親がいつのイライラしていたり、家の中に大人同士のゴタゴタがあると、大人自身が不安定で、ゆったりと子供を受け入れる余裕がなくなります。子供も大人の動静をうかがうばかりで、集中するどころではありません。

 子供の行動に先走って注意ばかりしたり、世話したり、おもちゃなどを次々に与えすぎると、子供は物事に集中するよりも、目先の変わった刺激にばかり反応して、落ち着きません。

 また、子供に対する要求が高く、子供の現状が理想から程遠いことに親があせっていると、子どもも落ち着きのない子になってしまいます。

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● からだの異常が原因になる場合も
 乳児のころたびたびひきつけを起こした子どもや、幼い時に高熱を発した子供、てんかんの子供など、からだの異常が落ち着きのなさの原因になっていることもあります。これは、専門家の診察が必要です。

● 知能の高い子、低い子
 知能の高い子は、その子の年齢相応の遊びや勉強に飽きてしまって、自分から興味深いことを探し、それが落ち着きのなさとしてあらわれることもあります。

 反対に、知能の低い子は、与えられた刺激や条件についていけず、面白くなくなって集中できず、不安定な行動をしめすことがあります。