子どもの性格-甘えっ子


 一人でできる能力を持ちながら、他人をあてにして、それによりかかろうとする傾向の強い子です。一人っ子、末っ子、からだの弱い子によく見られます。

● スポイルされた子ども
 甘えっ子は、生活の中で少し難しい問題に直面すると、それを自主的・自発的に解決しようとせず、甘ったれた態度で相手に寄りかかりながら、なんとか自分に都合のよいように事を運ぼうとします。また、グループ遊びができません。

● 親自身が甘えを許している
 しかし、わが国では、親は口では「いつまでも赤ん坊でしょうがない」といいながら、子どもの甘えを許していることがしばしばあります。いわゆる“目に入れても痛くない”という態度です。

 親の気持ちの中には、自分のできることは何でも自分でやっていこうとする子どもより、親にたよってくる子どものほうがかえってかわいいという弱点があり、それが子どもの甘えを助長する結果につながるのです。

 子どもがある程度まで自分の力で何でもできるようになっているのに、親が手を貸してやるという形で愛情を示しすぎると、子どもはいつの間にかスポイルされます。

 また、子どもの自主性を高めようと努める反面、子どもの一人立ちが寂しくて、わざわざ親に寄りかかる余地を残している親もいます。

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● 親よりもよその人に甘える子ども
 自分の親よりも、よその人にひどく甘えたがる子がいます。親が多忙で子どもに接する機会が少ないとか、厳格すぎて子どもの気持ちを豊かな心で受けとめていない場合などにみられます。

● 子どもと遊ばせ、集団生活を経験させる
 子どもが成長してから、急に自主性をつけさせようとしてもなかなかできません。そのころには、人にたよることの安易さがすっかり身についています。

 甘えっ子は、その子にできることから、少しずつ一人でやらせましょう。自分一人でできるのだ、という喜びを持たせることが要点の一つです。

 もう一つは、早くから同年齢の子どもと遊ばせることです。幼稚園などの集団生活の体験が、甘えをなおす一番の妙薬です。

 知能がふつうで身体上の遅れがなければ、子どもなりの競争心が芽生えてきて、親が心配するほどのこともなく、しっかりした子どもになっていくものです。

● 極度に甘える子
 しかし、あまえが極度に強い子は、幼稚園に行くことさえ嫌がります。そんなときには、短期間であっても専門家の指導による治療集団に入れるのも一つの方法です。

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