赤ちゃんの発熱

 熱が出たとき

● 発熱にはやく気づくように
 次のような場合は、熱が出ていないかを調べてみる。

① 母乳を飲ませているとき、熱い感じがする。

② ミルクを飲まなくなったとき。

③ 目がうるんで元気がないとき。

④ 顔が赤いとき。

⑤ 呼吸がはやいとき。

● 熱をはかる
 ひたいに出をあてるだけでなく、かならず体温計で記録しておく。

● 機嫌はよいか
① 熱が高くても機嫌がよいときは、心配する病気ではない。

② 熱が低くても、ぐずったり、泣いてばかりいるときは気をつける。

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● ほかの症状はないか
① 吐いたり、下痢をしたり、せきが出たり、痛そうに泣いたりすることがあるから気をつける。

② とくに、呼吸がはやいときは気をつける。

③ 赤い発疹が出ることもあるから、全身を調べてみる。

④ 熱が先か、ほかの症状が先か、あるいは同時にあらわれたかどうかをはっきり調べておくと、医師の診断の助けとなる。

⑤ 未熟児では、温めすぎたために熱が出ることがある。ふとんのかけ過ぎや湯たんぽに気をつける。

● 安静に寝かせる
① 泣くからといって抱いてはいけない。

② 冷たい風に当てないようにする。

③ 暑い時期には、着物や布団を薄くする。

④ 汗が出たら、シーツや寝巻きをとりかえる。

● 水分をじゅうぶんに与える
① 食欲がないときは、無理に食べさせる必要はないが、水分はじゅうぶんに与えること。

② 水分としては、湯ざまし、番茶、うすい果汁などがよい。

③ ミルクも、少し薄めにして与えるとよい。

● 氷まくらには気をつける
① 水まくらや氷まくらは、気持ちよくするのが目的で、病気をなおすためのものではない。

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② 赤ちゃんが嫌がるならば、しないほうがよい。

③ 頭を冷やさないと脳膜炎になるという考えは誤っている。

● 薬は勝手に飲ませない
① 熱さましや抗生物質を、かってに飲ませてはいけない。

② 赤ちゃん用の薬であっても、病状や発育状態で量が違う。

③ 薬の量を間違えると、副作用が出ることがある。医師の診断を迷わしたり、治療を困難にすることもある。

 発熱をともなう病気

病名 発見のポイント 参 考
新生児
一過性熱
生後3~4日ころに熱が出る 水分不足が原因。乳をよく飲めば心配はない。熱が続くときは検査が必要。
風邪 鼻がつまる。
せきが出る
熱がないこともある。下痢もする。のどが赤くなる。
肺炎 呼吸が荒い。 顔色が悪く、元気がない。熱は高くないこともある。
はしか せきが出る。
目がしょぼしょぼする
はじめは発疹は出ないので、かぜと間違いやすい。熱が出て3日目くらいに顔から赤い発疹が出て全身に広がる。
突発性
発疹症
熱が下がると赤い発疹が出る。 かぜに似た症状。せきは出ない。
中耳炎 耳に触ると泣く。 首を振って泣く。耳だれが出ることもある。
夏季熱 夏に熱が続く。 涼しくして水分をじゅうぶんに与える。ミルクを薄くする。
日本脳炎 急に高熱が出る。 うとうとして、吐いたり、ひきつけたりする。
知恵熱   生後4~5か月ころに熱が出るが、知恵のために熱が出るということはない。感染による熱かどうかを考える。