幼児期の知能の発達:幼児の質問


● 質問は子供の心や知能の発達をしめす証拠

 幼児にとって、この世は未知の世界であり、探検家が注意深く周囲を観察するように、周りの世界に注意を集中している。この探求は、言葉が発達するまでは、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚などの五感を通して行われる。

 言葉が使えるようになると探究心は質問という形をとって表れる。質問は、子供の心や知能の発達を示す証拠ともいえるから、大切に扱いたい。

● 質問は心の分化の始まり

 幼児の質問は、物の名前を訊ねる事から始まる。これは自分の周りに漠然とあった物をしだいに区別し、認識しはじめ、対象の一つ一つに名前のあることを知るようになったことを示す。

 幼児の心は未分化であるといわれているが、物の名前を知りたがるようになったことは、分化が始まったことを意味する。

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● 2歳時代は「なになに」時代

 2歳時代は、なになに時代とも呼ばれ、目にふれるものは何でも「これなーに」と質問する。同じことを幾度も訊ねたり、次から次へと質問を浴びせてくることが多い。

● なになに時代の質問の扱い方

 子供が飽きることなく、親を質問攻めにするようであれば、その子の知能は順調に伸びていると考えてよい。どのような質問にも飽きずに答えてやることが、子供の知能の発達を促す元となる。面倒がったり叱ったりしてはいけない。

 この時代には、絵本を与えたり、テレビを見せたり、買い物に連れて行ったりして、子供がいろいろなものを見たり、ふれたりする機会を多く作ってやるとよい。

 子供の興味と大人の興味が一致するとは限らない。大人には当たり前のことや見慣れたものでも、子供の興味を引く場合が多い。このような時、大人も興味があるような態度で接してやるとよい。

● 4歳時代は「なぜなぜ」時代

 4歳くらいになると、物事の理由や原因について疑問を持ち始め、「なぜ」という質問が多くなる。理由を説明すると、さらにその訳を聞き、その説明のまた説明を聞くというように、際限なく質問が続くことが多い。

● なぜなぜ時代の質問の扱い方

 説明に困るほど質問を浴びせてくるのは、正常に思考力が伸び、知能が発達してきた証拠といえる。じょうずに扱って、知能を健全に伸ばすようにしたい。

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 くどい質問に、かんしゃくを起こして、叱ったりすると、子供は物事を不思議に思わなくなる。たとえ不思議に思っても、発表しない子になる恐れがある。

 うるさいと思ったら、叱るより、むしろ黙っているほうがよい。子供は、すぐ他のことに気をとられてしまう。

 子供と一緒になって、不思議がってやるのも良い方法。子供は自分なりに考えてみようとする。

 質問の中には、大人の世界の合理性を考えると、説明できなくなるものもある。このような時でも、いい加減な答えではなく、正しい答えをするように努めたい。

 科学的に正しい答えが、子供にとって、必ずしも良い答えであるとはいえない。

 例 「ゾウさんのお鼻はなぜ長いの」
・ この質問には「ゾウさんのお父さんも、お母さんも長いからよ」という答えでもよい。
・ 「背が高いから鼻が伸びた」というような教え方をすると、「キリンさんは背が高いのになぜお鼻が長くないの」などと、いっそうむずかしい疑問をわかせることになる。

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