幼児期の知能の発達:年齢との関係


 幼児期の知能の発達
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  幼児と数
  幼児と言葉
  幼児の言葉の発達段階
  幼児の質問
  質問への受け答え

 赤ちゃん時代に芽生えた知能的行動は、幼児期に入ると、言葉や社会性の発達に伴って、一段と伸びていく。しかし、感情や知覚が大人ほど分化していないため、幼児特有の感じ方や考え方をする。

● 2~3歳で大きさや形の見分けができる

 空間を知る働きは、生後6ヶ月くらいまでは、触覚を中心とする範囲に限られている。視覚、聴覚、運動機能などの発達に伴って範囲はしだいに広がり、幼児期に確かな物となる。

 大きさの理解
 大きさを知る働きは、比較的早くから発達する。二つの物の大きさを比べるという事であれば、3歳くらいまでに正しくできるようになる。

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 形を見分ける
 四角形、三角形、円というような幾何図形を見分ける力は、2歳から3歳の間に著しく発達する。

● 2~3歳で上下、左右の関係が分かる

 幼児は、絵を逆さに見たり、横にして見ても平気でいる。絵を描くときにも、同じような傾向がみられる。文字が書けるようになっても、鏡に映したように裏返しに書く子どもが多い。これは、一つ一つの物を独立のものと見て、周りとの関係には関心が払われていないからである。

 上下の関係が理解されるのは2歳半前後、左右の関係が理解されるのは4歳前後である。

● 遠近を見分ける力は6歳頃から

 図上で、物の重なりを手がかりとして遠近の見分けがはっきり出来るようになるのは6歳頃からである。
 
● 3~5歳までは色に反応する

 3~4歳の幼児は、幾何図形を選ぶとき色にたよるが、動物、道具、その他の具体物の図形は形によって選ぶ。一般に、3~5歳ころまでは色に反応し、6歳以後は形に反応する。

● 2~3歳から数を数えられるが正確な数量の判断はできない

 数を数える
 「ひとつ、ふたつ、みっつ …」というように、数の系列を唱えることは、2~3歳頃から覚え始める。5~6歳には自覚的に覚えようとする態度を示す。

 なんばんめ
 4歳以上になると、大部分の子供が「なんばんめ」という順序数が分かるようになる。年齢が進むにつれて、しだいに数え方の発達と一致してくる。

 数量の判断
 幼児は知覚的な印象で数量を判断する。見かけが変わっても数量は変わらないということが分かるのは6~7歳ころ。

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● 3歳ころ言葉がもっとも発達する

 1歳頃から、片ことをしゃべるようになり、4歳から5歳ころに一通りの言葉が話せるようになる。話す文章の数、長さ、構造からみてもっとも著しい発達をしめすのは3歳ころ。言葉の発達にともなって、知能、思考、社会性が発達する。

 言葉の発達には個人差があり、環境の影響を大きく受ける。

● 3歳頃から記憶が優れてくる

 記憶は、知的発達のもとになるもので、3歳頃から著しく進む。記憶の範囲が広がるのは、少なくても7歳以後となる。覚えた事柄を、その場ですぐ思い出して、言ったりするの働き(再生)は、2~10歳の間に著しく発達する。

 前に見たり聞いたりした事が、いま経験している事と同じだ、と感じる働き(再認)は、3~4歳ころ著しく発達する。大人のもっとも古い記憶が、3~4歳頃の物である事からも、この特色がよくわかる。

・ 1歳ころでは、数週間たったものを再認できる程度。
・ 2歳を過ぎると数カ月、3歳を過ぎると1年くらい前の再認ができる。
・ 4歳過ぎには1年以上、時によっては2年以上たったものの再認ができる。

 3歳以前の記憶は、具体的な物に限られているが、3歳頃からは、言葉で言い表された物でも記憶するようになる。幼児の記憶には、ほとんど強い感情的体験がともなっている。

 記憶の仕方が全体的であることも幼児の大きな特徴である。

● 3歳頃から想像生活を楽しむ

 想像の働きは、3歳頃からの遊びの生活に最もよく見られる。ごっこ遊び、童話などは、想像生活の特徴を示すもので、知的発達はこのような生活の中で行なわれることが多い。

 2~3歳のごっこ遊び
 はじめは事物によるごっこ遊びで想像する。その後、想像の動物を遊び相手に持つようになり、やがて想像上の人間の友だちが表れてくる。

 4歳以後のごっこ遊び
 内容が複雑になり、聞いた話、見た絵本やテレビなどに基づいてそれを劇化する。ままごと遊びも一般的になり、友だちどうしで役割を分担して、想像を楽しみながら遊ぶ。

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