幼児食:食欲不振の原因


● まず原因を考えてみる

 幼児期の食欲不振は、病気など、身体の具合が悪い時のほか、心理的原因によって起こることも多い。病気の時は、病気を治療すれば自然に食欲も出るが、心理的な原因の場合は、見逃しやすい。

 原因をそのままに、無理に食べさせようとすると、ますます食欲不振をひどくして治すのが難しくなる。どうしても治らない食欲不振は、医師や心理学者に原因を発見してもらう必要がある。小児科医は、この両方をかねている。

 食欲不振のおもな原因と、治し方の工夫は次のようである。

● 体の状態に原因があるとき

 病気
 まず病気をなおすこと。

 疲れ過ぎ
 遊びや運動のしすぎも食欲をなくす。水分を与え、充分に休息させる。

 ビタミンB1の不足
 普段からビタミンB1を多く含む、レバー、豚肉、豆類をとるようにする。ビタミン剤で補ってもよい。

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 ビタミンA・Dの過剰症
 ビタミンAやDは、多く与えすぎると過剰症になり、食欲をなくす。

● 食事が不規則なとき

 家族の食事時間が不規則
 子供の食欲にむらができやすい。子供中心に食事時間を決めたい。

 おやつの与え過ぎ
 おやつは決まった時間に適量を与え、食事時間までに空腹になるようにする。

● 食事が楽しくないとき

 食卓の雰囲気
 しつけが厳しすぎたり、父親が新聞を読みながら食事することは、子供の食欲をなくす元になる。家中で楽しく食事をする習慣をつけたい。

 変化のない献立
 料理の種類、味つけ、盛り付けなどを工夫して、食事が楽しいものにする。

● 味や温度が不適当なとき

 まずいもの
 大人は栄養を考えて、少々まずいものでも食べるが、幼児はまずいものは食べない。

 甘すぎるもの
 胃液の分泌をおさえ、食欲をなくす。

 辛すぎるもの
 喉が渇き、水分だけ欲しがるようになる。

 冷たすぎる飲み物
 胃の働きを鈍らせ、食欲がなくなる。

 酸味は食欲を増す
 クエン酸をふくむミカン類などは、胃液分泌を助け、食欲を増す働きがある。

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● 子供の心が不安定なとき

 不満があるとき
 下にできた赤ちゃんに両親の関心が集まったり、忙しくてかまわなすぎると、欲求不満が食欲不振となってあらわれる。子供といっしょに遊ぶ時間をつくる。

 緊張しているとき
 幼稚園に入園したばかりのときなどは、緊張しやすい。緊張を解きほぐすようにする。

 興奮したとき
 外出や旅行では、はじめて見るものに興奮しやすい。無理な旅行や人込みの外出はなるべく避ける。興奮しているときは、静かなところで興奮をしずめ睡眠をとらせる。

● 無理に食べさせない

 食欲はその日によって違う。食欲にしたがって与えればよい。食欲がないときは、すぐ食事をかたずけ、次の空腹を待つ。

 育児熱心なあまり、無理に食べさせようとすることから、かえって食欲不振がおこりやすい。

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