幼児の育児:幼児の成長-人格のデッサン期


● 幼児期は心の成長期

 幼児は、身体も心も未熟であり、成熟に向かって、たえず発達を続けていく。赤ちゃん時代に比べると、身体の発育の速度はゆるやかであるが、情緒や知能は、この時代に著しく発達する。

● 幼児は環境の影響を強く受ける

 人格の基礎は、幼児の間に形づくられると云われるが、この時期は未熟であるだけに、環境の影響を強く受ける。幼児期に、ゆがめられた環境で育てられたことが、のちに問題のある行動を起こす原因ともなる。

 この時期の教育には、良い環境づくりとともに、豊かな愛情と、規律正しいしつけとが、とくに望まれる。

● 発達段階をよく理解する

 正常な発達をしている幼児は、半年もたつと、身体も心も、すっかり変わってくる。1~2ヶ月の間に変わってしまうこともある。心身の発達には、個人差も認められるが、年齢に応じて、多くの子供に共通する発達の姿がある。

 発達段階をよく理解して、余裕のある態度で子供に接することが何よりも大切である。

スポンサードリンク

● 発育には個人差がある

 身体つき―赤ちゃん時代は、頭の長さが身長の4分の1もあったが、幼児期に入ると、頭よりも足の発達が目立ってくる。発育が進むにつれて、身体つきにも個人差が出てくる。

 発育の標準値―厚生省統計の発育の標準値は、平均値とその前後の幅を示している。この平均値は計算上のもので、実際にはどちらかにかたよっているのがふつう。

 平均値より小さいから弱いともいえないし、大きいから健康だとは限らない。しかし、増え方については注意する必要があるので、毎月1回ははかるとよい。

● 反抗期が表れる

 2~3歳のころは、疾風怒濤時代、または反抗期と呼ばれているように、感情の動揺が激しく、両親の言う事を聞かず、かんしゃくを起こすこともしばしばある。反抗期のあらわれは、子供の心に自立心が強く出てきたためで、むしろ喜んでよい現象といえる。

● 恐れの感情もさまざま

 2歳代では、おもに聴覚的なものを恐れ、3歳代になると、視覚的なものを恐れる。恐れの感情は、年齢がすすむにつれて、内容と意味を変えていく。

 恐れを持つことを「弱虫」のように思いこみ、無理に強い気性を養おうとすると、かえって恐怖心を募らせることがある。

● 教育は知能の発達状態にあわせて

 早くから、言葉や文字や数を教え込むと、準備のできていない子供はそれを受けとめることができず、かえって抵抗する気持ちを植え付け、知能を遅らせてしまうことがある。

子育てママの化粧品