赤ちゃん(新生児)の世話

 最近は産院や病院でのお産が普及して、新生児の取り扱いが一番難しい生後1週間ぐらいまでは、施設で世話をしてくれます。施設では医師や助産婦が世話のしかたをいろいろ教えてくれますし、退院までには赤ちゃんの扱い方にある程度慣れることができます。

● 新生児室
 赤ちゃんの世話のしかたは施設によってかなり違います。赤ちゃんを寝かせて置く場所だけを見ても、母親のベッドの横に小さなベッドを置いて赤ちゃんを寝かせておく(母子同室)施設もあれば、母親の部屋と別になっている新生児室に赤ちゃんを入れる(母子別室)施設もあり、夜だけ、赤ちゃんを母親のそばに寝かせるというような中間型の施設もあります。

 母子同室制と別室制では、いずれも一長一短あり、一概にどちらがいいとはいえません。

 たとえば、母子同室では、母親の赤ちゃんの育て方に慣れることができる、赤ちゃんどうしで病気をうつす心配がない、母親は精神的な安らぎや満足感がある、などの利点がありますが、母親が疲れてしまう、大人から赤ちゃんへの感染がおこりやすい、という欠点もあります。

 これに対して母子別室制では、母親が育児の練習を充分にできない、赤ちゃんどうしの感染が多い、母子関係が不自然である、などの欠点がありますが、大人から病気をもらうことがない、医師や助産婦の目が届くので、異常が起これば早く見つけることができる、などの利点があります。

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● 感染予防
 赤ちゃんは生まれた時にすでに細菌やウイルスの感染に対してある期間は抵抗力を持っています。しかし、大きい子どもに比べると抵抗力は弱く、感染を受けやすいのです。

 皮膚
 赤ちゃんのうすいやわらかい皮膚は、傷がつきやすく、目に見えない傷からでも細菌が入ることがありますから、衣類やおむつは消毒したものを使い、赤ちゃんを扱う前には手をきれいに洗います。

 呼吸器の感染
 たとえば風邪は、一人の赤ちゃんからすぐほかの赤ちゃんへ広がり、気管支炎や肺炎にまで進むこともありますので、風邪をひいている人は赤ちゃんに近づかないようにします。

 医師や助産婦はこの点じゅうぶん注意していますが、お祝い客が風邪を持ってくることもありますので、お祝い客はできるだけ赤ちゃんに近づけないほうが安全です。

● 保温
 赤ちゃんはからだが冷えたり、暑すぎたりすると余分なエネルギーを使います。

 施設では、新生児室の温度をおよそ25度前後に調節してあります。このときには、衣類は肌着と着物を1枚ずつ着せ、バスタオルを1枚かけておくくらいでちょうどよいのです。これぐらいなら赤ちゃんの運動をさまたげないし、よく観察もでき、世話もしやすいのです。

● 観察
 生まれて間もない赤ちゃんは、たえずよく観察していないと、だいじになることがあります。全身状態、顔つきなど日常の観察は病気を早く発見するためにも大切なことです。

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