赤ちゃんの発育

赤ちゃんの発育-2

● 成長と発育とは区別する
① 成長ということばと発育という言葉は、よく混同されて、あるいは同義語として用いられるが、この二つのことばは区別して考えるのがよい。

② 成長とは、身長、体重、胸囲、頭囲など、計算値として数字でしめすことができるもので、大きさの増加を意味する言葉である。

③ 発育とは、はう、立つ、歩く、話すなどの機能の進歩の展開をふくんだ言葉として用いられる。また、広い意味では、「大きさの増加」と「機能の進歩」の両者をふくむ言葉としても、用いられている。

④ からだの成長は、総合的に判断することが望ましい。赤ちゃんの体重は生後1年で、生まれたときの約3倍、身長は1.5倍になる。この激しい成長を、からだの大きさの増加だけで見るのではなく、ほおえむ、座る、はうなどの機能の進歩とともに同時に観察しなければならない。からだの成長と機能の進歩が美しい釣り合いをつくって伸びていくことが理想的である。

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● 成長は体重曲線の傾きで見る
① 体重をグラフにすると、発育の歴史がわかるし、これからの成長を予測できる。

② 標準児の場合と比べてみると、体重曲線の傾きや形の異常によって、赤ちゃんのからだの疾患を早期に発見することができる。

● 家庭で体重・身長をはかる場合
① はかりは、9㌔㌘ばかりから7㌔㌘ばかりをもちいる。

② 目盛りは、50㌘まで判別できるもの。これ以上あらいと正確さに欠ける。

③ 体重測定は、はかる条件を一定にする。午前中の空腹の一定の時刻を選んでおき、そのつど同じ条件ではかることが必要である。

④ 健康な赤ちゃんでも、体重は毎月1回は必ずはかる。生後3カ月までの赤ちゃんでは、月2回くらいはかったほうがよい。

⑤ 身長は月1回はかればよい。平らな所にバスタオルを敷き、分厚い本を赤ちゃんの頭頂部と足底(かかと)にぴったりつけて本と本のあいだをはかる。

● グラフの見方・考え方

 乳児発育曲線(男児) http://www15.big.or.jp/~lion/seityo/infantmn.html

 乳児発育曲線(女児) http://www15.big.or.jp/~lion/seityo/infantwn.html

① あらかじめ標準発育値グラフをグラフ用紙にうつし、その上に赤ちゃんの測定値を記入して、そのつど線で結んでいく。

② 一定の感覚をおいて測定し、全体の動きをみること。徳の増加の程度をみること。増加の程度は、グラフの曲線の傾きでわかる。

③ 標準値は、健康な赤ちゃんの平均値であるから、必ずしもそれ以上なくてはいけないという線ではない。体重が少なければ少ないなりに、標準曲線と並行した傾きを見せていれば赤ちゃんは順調に成長しているといえる。

④ 身長と体重の均衡をよく見ること。身長が平均よりぐんと上回るのに、体重が平均すれすれという場合は、健康状態を見直す必要がある。

⑤ 生後3~4カ月までは、体重の増え方がめざましい。グラフ曲線は急角度に上昇し、その後はゆるやかになる。

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