赤ちゃんの特徴

● 赤ちゃんのからだは4頭身
 8頭身が美人の標準といわれているが、生まれたばかりの赤ちゃんは4頭身である。つまり、頭部が全身の約4分の1もあり、足が短く胴が長いのが特徴。

● 一生で成長のもっともはやい時期
 赤ちゃんは、生まれて4か月で体重は約2倍、誕生をむかえるころには約3倍になる。身長も1年で約5割も伸びる。人の一生で、これほど急速な成長をとげる時期はまたとない。

● やわらかな骨
① 赤ちゃんの頭の骨は、おとなに比べてやわらかでしなやか。頭蓋骨と頭蓋骨のあいだは、広く開いている。

② からだの骨がやわらかく、あやまって階段から落ちても、骨折することは少ない。わっと泣いたかと思うと、もうニコニコして、おもちゃで遊んでいる。たとえ骨折しても、回復がはやくおとなの場合の2分の1から3分の1くらいの日数で、完全になおってしまう。

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● さかんな血液の働き
① 赤ちゃんの血液の働きは、たいへん敏活に行なわれる。赤ちゃんのの胸はまるく、そのために肺活量も大きく血液の交換も盛んである。

② 血液の供給が敏活なので、肺炎などの病気でも回復がはやく、おとなであれば転地療養が必要なほどの病気でもわずか1週間くらいで完全になおってしまう。肺炎で入院しているうちに、体重がどんどん増えていくのは、赤ちゃんや幼児だけのこと。

● 豊かな分泌物
  赤ちゃんが、ちょっとかぜをひくと、胸の中に粘液がたまり、このため、息を吐くとゼイゼイすることが多い。しかし、赤ちゃんは熱もなく、にこにこ笑っている。これがおとなだったら大変なこと。赤ちゃんの豊かな分泌物のおかげである。

● 活発な運動
① 赤ちゃんは、目を覚ましているあいだは、少しもじっとしていない。たえず手足をバタバタさせたり、はったり、つたい歩きしたり、とにかく、動き回るのが好き。

② おとなが赤ちゃんと同じ運動をするとしたら、1時間も耐えられない。赤ちゃんの持つエネルギーが、どんなに豊富かが分かる。

● 大きな泣き声
 赤ちゃんは1日のうち何回もなく。泣き声も大きい。しかし、病気でない限り、どんなに泣いても声をからすことはない。おとながこれだけ声を張り上げていれば、声がカラカラに枯れてしまうはず。

● はやい脈拍・呼吸
 赤ちゃんの脈拍は1分間に100前後。それだけ心臓の働きが盛んである。呼吸の数もおとなの倍の40くらい。それでいて、疲れる様子はまったくない。

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● 腎臓の働きが弱い
① 赤ちゃんの腎臓の働きは、まだ未熟なので、胎内でできた老廃物を濃縮して、尿として排泄する機能がおとなに比べてはるかに弱い。

② 栄養の与えすぎ、たとえば、タンパク質やミネラルが多い割に、与える水分が少なすぎる場合とか、下痢や嘔吐があって、体内の水分が一時に体外に排泄されたときなど、赤ちゃんのからだの細胞は、水分が欠乏して乾きそうになる。これは赤ちゃんの腎臓の働きが弱いため。

③ からだの細胞が水分の欠乏した状態になったとき、赤ちゃんは発熱したりときにはけいれんを起こしたりして、致死的な影響を受けることがある。

● 脳の働きが完全ではない
① 赤ちゃんが生まれたときは、すでに脳の中の神経細胞は、おとなと同じくらいの数がそろっている。テレビでいえば部品は一応全部そろっている。ただ、残念なことに、コードがない。テレビを電源に結びつけるコードがなければ、テレビとして、なんの役にも立っていない。

② 赤ちゃんは、このコード─詳しく言えば、神経細胞と神経細胞、または筋肉などを結ぶ髄鞘というものを、日一日と身につけていく。